デザイナー永井一正の「いきる」ことへのメッセージ。動物たちが集う展覧会がgggで開催中。

文・写真:はろるど

1960年に田中一光らと日本デザインセンターの創設に参加し、札幌冬季オリンピックのアートディレクションや企業のマーク・CI(コーポレート・アイデンティティ)を数多く手がけ、戦後のデザイン界を牽引してきたグラフィック・デザイナーの永井一正。80年代後半からは動植物をモチーフとした手描きの「LIFE」シリーズを制作し、すべての生き物がもつ生命の美のたくましさや神秘を表現してきた。 永井が2020年4月に刊行したのが、「LIFE」シリーズや過去作品の絵と言葉を収めた『いきることば つむぐいのち』だ。現在、ギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催中の『いきることば つむぐいのち 永井一正の絵と...

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