外国からも注目される“bonsai”、老舗「清香園」五代目・山田香織の新作を見に行こう。

「盆栽町」という地名が埼玉県さいたま市(旧大宮市)にあります。その昔、東京の下町に盆栽園が多く存在していましたが、関東大震災をきっかけに、大宮へ移住しつくられた町です。この一帯は「盆栽村」と呼ばれ、現在残る六軒の盆栽園のうちの一軒が、清香園です。その五代目を取上げた特別展『春季特別展 Essence of BONSAI-山田香織の「盆山十徳」』が大宮盆栽美術館で始まりました。 江戸の嘉永年間から続く清香園の五代目は、なんと30代の女性。女流盆栽家として活躍する山田香織さんは、1999年に「彩花盆栽教室」を設立し、その魅力を世に伝えてきました。「彩花盆栽」とは、風景をより具体化するた...

続きを読む