写真家・岡原功祐が主宰する若手写真家の支援金プログラム、「Pitch Grant」にご注目を。

文:中島良平

2001年に紛争後のコソボを訪れたことをきっかけに、フリーランスの写真家として活動を開始した岡原功祐。W.ユージン・スミス賞フェローシップやゲッティー・グラント、ピエール&アレクサンドラ・ブーラ賞など海外の写真賞を数々受賞するなど、人の居場所をテーマに各地で撮影を続けてきた彼が、35歳以下の写真家と写真を用いて制作を行う作家を対象に、Pitch Grantと題する支援プロジェクトをスタートした。 岡原は以前暮らしていたパリで、写真のプロジェクトを聴衆の前でプレゼンし、一番票を集めた人のプロジェクトが数十万円の支援を受けられるイベントに参加した。予備審査を通り、ファイナリストとして登壇...

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