ワインを触媒としたコミュニティで、 サステイナビリティが伝播する。

僕がワインを飲むようになったのは30年くらい前からでしょうか。フランスのボルドー地方に好きなワインが多くて、現地に行ったこともあります。ワイナリーで話を聞くと、ボルドーワインのつくり方は自由度が高かった。基本的にブドウは何種類かの品種をブレンドするし、品質保持のために酸化防止剤を使うのが一般的です。 一方、近年は「ビオワイン」が注目を集めています。ヴァン・ナチュール、自然派など言い方はいろいろあるし、程度の差もあるけれど、方向性としては有機栽培されたブドウを原料にして、できるだけ添加物は使わない。より自然のまま、というあり方です。だからボトルに詰めたあともワインが生きた状態で、場合に...

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