架空の国の紙幣から地図まで、映画の中の気になるデザイン

文:今泉愛子

【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】 著者は、映画の小道具を手がけるグラフィック・デザイナー。撮影で使う手紙や地図、レストランのメニューなどを設定に合わせて制作する。ウェス・アンダーソン監督『グランド・ブタペスト・ホテル』では、舞台がズブロフカという架空の国だったことから、紙幣や郵便切手などを物語に合わせてデザインした。綿密なリサーチに基づく制作の手法や過程をスケッチや現物とともに公開する。 異なる業種で働く77人が、緊急事態宣言下で考えたこと。 音楽からアートや建築まで、アフリカ文化の最新動向を知る。 “時代遅れ”と非難されるイギリスのおじさんの実...

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