筆も進む!? 作家・読書家のための新施設。

文:鈴木希実

小説家の支援などを専門とする非営利団体「センター・フォー・フィクション」の新館が、ブルックリンにオープンした。数々の有名作家を輩出してきたニューヨークらしい施設だ。 延べ床面積1625㎡、3フロアにわたる建物で、書店、図書室、閲覧室はもちろんのこと、書き手のためのデスクスペースや会議室、イベント用ホールもある。年会費150ドルを払えば利用できる会員専用エリアが2階にあり、ホテルのような贅沢な空間で読書や執筆が可能。誰でも利用できる1階の書店は、ベストセラーから自費出版物まで豊富なラインアップを誇る。街から書店が減るなか、読み手、書き手を問わず、本の世界を楽しめる嬉しい空間だ。

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