レトロな看板で知る、スペインの広告の歴史。

文:森本 徹

ホーロー看板といえば、たばこや「オロナミンC」の広告が頭に浮かぶが、日本でホーロー看板が登場したのは1890年頃といわれている。バルセロナでも時を同じくして製造が始まり、一世を風靡した。バルセロナ・デザイン・ミュージアムで開催中の、1890年~1950年頃までの看板広告を一堂に集めた展覧会は、こうしたホーロー看板やタイル製看板、段ボール製看板にフォーカス。カタルーニャ地方で製造されたものを中心に、250点以上で構成されている。その特徴は、なんといってもレトロ感あふれるキャラクターやイラストだ。現地の人には懐かしく、観光客には面白いと評判は上々。レトロな看板を通してスペインの広告デザイン...

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