エンジン音だけで度肝を抜く! フォードVSフェラーリは、絶対に映画館で観るべき1本だ。

まずオープニングからしてマット・デイモン演じる、キャロル・シェルビーが駆るアストンマーティンDBR1のみなぎるような、生々しいエンジン音で度肝を抜かれてしまう。『フォードvsフェラーリ』はタイトルの通り、すべてが対照構造でできている。世界的なモータリゼーションの担い手であるフォードと、モータースポーツに生涯を捧げたエンツォ・フェラーリ率いるフェラーリ。企業規模や成り立ちも哲学も違えば、自動車文化としての差異もある。 アメリカの大排気量V8エンジン文化と、フェラーリのV12エンジンに象徴される高回転型レースエンジンの理想を追い求めるあまり、狂気をはらんだプロダクトも辞さないイタリアのモー...

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