新作19点+6点を公開、彫刻家・名和晃平の個展が表参道・GYRE GALLERYで開催中。

写真・文:Pen編集部

東京・表参道のGYRE GALLERYで彫刻家、名和晃平の個展『Oracle』が開催中だ。新作19点に加え、GYRE内のアトリウムには2018年に東京と京都で行われたピアニスト、中野公揮のコンサートに登場した彫刻作品『Silhouette』6点が展示されている。 「Oracle」とは神託、神意、助言を与えてくれるものなどを意味する単語だ。ギャラリーの中で神々しく輝く『Trans-Sacred Deer(g/p_cloud_agyo)』は、鎌倉・南北朝時代に制作された「春日神鹿舎利厨子」の神鹿をモチーフにした作品。本物の厨子は40cmに満たず、神鹿は手のひらに乗るほどのサイズだ。名和は...

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