森美術館の『未来と芸術展』でAIや温暖化、生命倫理を改めて考える。

文:はろるど

AI、バイオ技術、ロボット工学、AR(拡張現実)など、日々進化する最先端テクノロジーは人々の暮らしを豊かにするとともに、当たり前とされてきた人間像や社会観を大きく変えてきた。森美術館の『未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか』では、現代アートから、建築、デザイン、プロダクト・イノベーション分野まで約100点の作品を展示し、変わりゆくライフスタイルや社会のあり方について考察している。 テーマのひとつが、自然との共生を目指し、再生エネルギーを利用した未来型の都市だ。コペンハーゲンを拠点とするビャルケ・インゲルス・グループは、海上で1万人が生活...

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