アーティストの感性とメゾンの職人技の競演、エルメスの展覧会『眠らない手』の第二期がスタート

文:青野尚子

東京・銀座メゾンエルメスなどに展示スペースをもち、長年アート分野のサポートを行っているエルメス財団。その活動のひとつに「アーティスト・レジデンシー」と呼ばれるものがあります。経験を積んだアーティストがメンターとなって有望な若手アーティストを選び、皮革やテキスタイルなどエルメスの工房に滞在しながら作品制作を行うというもの。その成果を報告する展覧会『眠らない手』のVol. 2が、銀座メゾンエルメスのフォーラムで始まりました。11月4日まで行われていたVol. 1に続くこのVol. 2では、5名の作家が紹介されます。 テキスタイルの工房で作品を制作したのはビアンカ・アルギモン。彼女は現代の...

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