デザインとラボの両輪から、
柔軟な建築が生まれる。

建築家は建物の形をつくるもの。でも最近ではその領域がどんどん広がっている。ツバメアーキテクツはそんな「建築以外」のことも手がける建築家集団のひとつ。「デザイン」と「ラボ」の2つの部門があり、前者は形のあるものを、後者はリサーチや街づくりなど、形のないものに関わる仕事だ。「建築家はもともと、空間構成とそれによって人々をどうつなげていくのかという社会構築の両方を手がけていたわけです。その2つをそれぞれ職能として分離させたら、仕事のバリエーションが増えました」と彼らは言う。  そのきっかけが、多世代シェアハウス「荻窪家族プロジェクト」だった。利用者らとワークショップを行い、太極拳教室ができ...

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