『コロナ時代のアマビエ』プロジェクトに川島秀明の作品が登場

写真・文:中島良平

角川武蔵野ミュージアムで昨秋スタートした「アマビエ・プロジェクト〜コロナ時代のアマビエ」。疫病を退ける江戸時代の妖怪「アマビエ」をモチーフに、現代アーティストが作品を制作するこのプロジェクトで、会田誠、鴻池朋子に続く第3弾として川島秀明が『SHI』と題する作品を発表した。20代半ばに1995年から2年間、比叡山延暦寺で仏道修行した経験をもつ川島に、作品に込めた想いなどを聞いた。 「コロナの流行が始まったとき、いろいろなイラストレーターやデザイナーがアマビエの画像をSNSなどにアップしているのは知っていましたし、実際に見てもいました。僕はお寺にいた経験もあるので、呪い(まじない)に対し...

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