『名和晃平 個展「Oracle」』は、実験的な最新シリーズも一挙公開。

文:川上典李子

【Penが選んだ、今月のアート】 鎌倉時代に制作された春日神鹿舎利厨子へのオマージュとして京都の伝統工芸の職人と仕上げた神鹿の彫刻のお披露目をはじめ、全9シリーズを展示。初公開のシリーズが大半で、油絵具をメディウムとした独自のテクスチャーの絵画、明滅するUVレーザー光で種子や胚珠の断面を描いた作品も。各作品が重なり合うかのような会場構成からも名和晃平の試みが伝わってくる。 現代美術家 婁正綱と彫刻家 名和晃平の作品をリビングに展示する、『LIVING with ART』展の試みとは? ルーブル美術館に現れた、彫刻家・名和晃平の巨大彫刻。 『KING&a...

続きを読む