大英博物館に、「Manga」がやって来た!

文:宮田華子

大英博物館の今夏の目玉は、ズバリ『Manga』展。欧米で日本のマンガのファン層は限られている印象が否めないが、2017年にルーヴル美術館が荒木飛呂彦など日本とフランスの漫画家とのコラボ展を開くなど、芸術として評価してみようという気運が高まっている。 本展はマンガの黎明期から手塚治虫作品、東村アキコに至るまで広く網羅し、マンガがどのように生まれ、発展したかをていねいにひも解く。新旧の人気作だけでなく、マンガ編集部の定点映像や編集者インタビューなどプロデュース側を特集するコーナーを設けて、さまざまな角度から「マンガとはなにか?」の問いに挑んだ。大英博物館がどんな風にマンガの可能性を示すか、...

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