大英博物館に、「Manga」がやって来た!

  • 文:宮田華子

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LONDONロンドン

大英博物館に、「Manga」がやって来た!

文:宮田華子

『進撃の巨人』の巨大な頭部(左)も見どころ。原画に加え、3Dやデジタル展示も多く、マンガの世界観を体感できる。photo: J. Fernandes © The Trustees of the British Museum

大英博物館の今夏の目玉は、ズバリ『Manga』展。欧米で日本のマンガのファン層は限られている印象が否めないが、2017年にルーヴル美術館が荒木飛呂彦など日本とフランスの漫画家とのコラボ展を開くなど、芸術として評価してみようという気運が高まっている。
本展はマンガの黎明期から手塚治虫作品、東村アキコに至るまで広く網羅し、マンガがどのように生まれ、発展したかをていねいにひも解く。新旧の人気作だけでなく、マンガ編集部の定点映像や編集者インタビューなどプロデュース側を特集するコーナーを設けて、さまざまな角度から「マンガとはなにか?」の問いに挑んだ。大英博物館がどんな風にマンガの可能性を示すか、見ておきたい。

British Museum

Great Russell Street, London WC1B
最寄り駅:TOTTENHAM COURT ROAD
TEL:020-7323-8000
開館時間:10時~17時30分(金曜は20時30分まで) ※入場は閉館80分前まで
料金:一般19.50ポンド
※開催中~8/26まで
www.britishmuseum.org