エルメス
HERMÈS

両半球の月をインダイヤルが翳らせる、
驚きの機構。

アルソー ルゥール ドゥ ラ リュンヌ(右)

自動巻き、18KWG、ケース径43㎜、ダブルムーンフェイズ、メテオライト製文字盤、パワーリザーブ約50時間、アリゲーター革ストラップ、3気圧防水、世界限定100本。¥3,456,000(税込、予価、6月発売予定)

アルソー 78(左)

クオーツ、SS、ケース径40㎜、マイクロブラスト仕上げのチタン製ベゼル、グレイン仕上げの文字盤、反射防止加工サファイア風防、インデックスと針にスーパールミノバ、日付表示、バレニアカーフ革ストラップ、3気圧防水。¥405,000(税込、予価、3月発売予定)

世にも見事な新機軸のムーンフェイズが、「アルソー ルゥール ドゥ ラ リュンヌ」。文字盤には上に南半球、下に北半球から見た月が置かれている。その月を、時刻と日付を示す2つのインダイヤルが時計回りに進みながら満ち欠けさせていくのである。0時に日付が、午前3時ごろに月相が一瞬で切り替わるジャンプを見せる。時計の表情は月のサイクル2回分の日数である59日間を経て、元通りに戻る。目を凝らせば南半球から見た月面には、うっすらとペガサスの姿が見える。紳士用スカーフに採用されているモチーフで、馬具商をルーツとするパリメゾンらしいエスプリだ。世界の誰も思いつかなかった超絶機構を、この上なくファッショナブルにエルメスらしいかたちにした。
「アルソー 78」は、ロングセラーに登場した、ひさしぶりのクオーツモデル。そのネーミングはコレクションの誕生年にちなんでいる。軽快なスチール製のケースに、文字盤は粒状の質感を加えたグレイン仕上げのアントラシット・カラーで、シックな印象を添える。「馳せる馬のたてがみのよう」と表現されるタイポグラフィはクリーム色の夜光が仕込まれ、上下非対称の特徴的なケースデザインに文字盤が映える。ストラップはエルメスのお家芸とも言えるバレニアカーフ革のみと、美意識も潔い。