speaker

角野隼斗

Hayato Sumino

NESPRESSO
Special Interview

ネスプレッソを愉しむ角野隼斗さん

歴史を伝えながら進化を続ける、
角野隼斗とネスプレッソの共通点

注目を集めるピアニスト、角野隼斗。
国内外でコンサート活動を行いながら、
自身のYouTubeチャンネルでは自らが作曲、編曲した楽曲を演奏する模様を配信し、その総再生回数は1億回を超える。
ショパン国際ピアノコンクールでセミファイナリストにまで進出した確かな技巧と、
豊かな創造性で新しいピアニスト像をつくり上げている角野は、
ニューヨークの自宅で「ネスプレッソ」のコーヒーを楽しんでいる。
なぜ角野は「ネスプレッソ」を選ぶのか。そこには確かな理由があった。

歴史を伝えながら
進化を続ける、
角野隼斗とネスプレッソの
共通点

注目を集めるピアニスト、角野隼斗。
国内外でコンサート活動を行いながら、
自身のYouTubeチャンネルでは自らが作曲、
編曲した楽曲を演奏する模様を配信し、
その総再生回数は1億回を超える。
ショパン国際ピアノコンクールで
セミファイナリストにまで進出した確かな技巧と、
豊かな創造性で新しいピアニスト像を
つくり上げている角野は、
ニューヨークの自宅で
「ネスプレッソ」のコーヒーを楽しんでいる。
なぜ角野は「ネスプレッソ」を選ぶのか。
そこには確かな理由があった。

photographs by Seiichi Saito
styling by Haruna Konno
hair & makeup by MAIMI
food styling by Mariko Hiromatsu
text by Tuzumi Aoyama

Lifestyle

ネスプレッソ本体の写真

Lifestyle

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ニューヨークの自宅では、
「ネスプレッソ」が
生活の一部に

2023年の春からニューヨークを拠点に活動する角野。その自宅では友人から贈られたというコーヒーメーカーで、「ネスプレッソ」のコーヒーを楽しんでいる。
「6年前、留学していたパリのフランス国立音響音楽研究所に、『ネスプレッソ』のコーヒーメーカーがあったんです。おいしいコーヒーを手軽に飲めるのは便利だなと思っていました。ですからコーヒーメーカーをもらった時も、『ネスプレッソ』はすんなり生活に溶け込みました」
世界中の名オーケストラと共演し、日本でもコンサートツアーを行っている彼は多忙を極める。自由にピアノに触れられる時間は貴重だ。ニューヨークの自宅でも、朝食をバナナで軽く済ませたら、すぐにピアノに向かうという。その手元には「ネスプレッソ」の一杯がある。
「僕にとってのコーヒーは、スッキリさせてくれる、オフからオンへと切り替えをしてくれるものです。自分の生活に欠かせないものでもあるので、手間と時間をかけずに本格的なコーヒーが飲める『ネスプレッソ』はありがたいですね」

ネスプレッソで淹れたコーヒーと角野さん

Lifestyle

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ピアノを練習する際も、
コーヒーをかたわらに

2024年7月には、角野は北米に拠点を置くシェルダン・アーティスツと北米圏におけるマネジメント契約を締結。アーティスト活動は加速していく。
「ニューヨークに引っ越してからは世界を回り、行ったことのなかった街を訪れています。いろいろな人との出会いがあり、たくさんの刺激を受けていますね。もともと好奇心は強いほうでしたが、刺激を受けるたびにやりたいことが増えてしまい困っています(笑)」
コンサートのための選曲や新しい曲の練習、それに加えてYouTubeではさまざまな仕掛けを凝らした演奏と表現にトライしている。試したいことはいくらでもある。ニューヨークの自宅に帰った時には、コーヒー片手にピアノに向かう。
「ピアノの隣にあるテーブルにコーヒーを置いて、練習しながら飲んでいます」と語る角野は普段、ブラックを飲むことが多い。だが、 「コスタリカ」でつくったラテマキアートを味わうと、「口の中できめ細やかに溶けていくような、そんなおいしさがあります」と唸る。

ネスプレッソで淹れられたこだわりの一杯

  • ネスプレッソのある生活 01 - 椅子でくつろぐ角野さん
  • ネスプレッソのある生活 02 - 角野さん × ネスプレッソのラテマキアート

Authentic

Authentic

ピアノを演奏する角野さん

Authentic

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受け取る側を意識して演奏し、
音楽を届ける

さまざまな場所で演奏する角野だが、意識しているのは、演奏を聴く人とのコミュニケーションだ。
「まず考えることは、自分の演奏からなにを感じてもらいたいのか。そこから逆算して、自分がなにをしたらいちばん効果的かということを考えます。クラシック音楽に造詣が深いお客さまが多い場面なら編曲や即興の部分を工夫しますし、自分のコンサートであればミニピアノやシンセサイザーといったお客さまが想像もつかない楽器を使うこともあります。自分の演奏に触れる人が普段の生活で感じられないような、そこでしか体験できないものを届けたい」
ただ巧みに楽曲を演奏するだけなら自分ではなくてもいい……そう考えたこともある角野が自分の演奏を聴く人のためにできることを追求してたどり着いた、聴衆に強い印象を残す現在のスタイルは、至福のコーヒー体験を届けるための「ネスプレッソ」の探求に重なり合うものがある。
理想的なテロワールの探索、上質なコーヒー豆を育むための専門知識と技術の探究、生産者へのサポート、選別、ブレンド、焙煎といったコーヒーづくりのすべての工程に「ネスプレッソ」は情熱を注ぐ。芸術作品をつくるようにコーヒーをつくるのが「ネスプレッソ」のスタンスだ。

日本武道館でのライブの様子

Authentic

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仲間を信頼することで、
ひとつの作品が誕生する

世界中の名オーケストラとの共演を重ね、グローバルに評価を高めている角野。クラシック音楽のプロフェッショナルたちとの仕事を通じてなにを思うのか。
「オーケストラや共演者だけでなく、ピアノを調律する方や、音響のエンジニアさんなど、さまざまなプロフェッショナルの方がいてはじめて、自分の演奏をみなさんに届けることができます。そんな方との関係のなかでは、みなさんのクリエイティビティを信じることを大切にしています。具体的なリクエストを避け、自分のイメージを伝えることで届けたい音楽をより共有できる場合が多いんです。自分の想像を超えたフィードバックを得ることができるのも、プロフェッショナルと仕事をする面白さです」
「ネスプレッソ」のコーヒーづくりになぞらえるなら、コーヒー豆を審査する部門はピアノの音を調える調律師、アーティストやオーケストラは上質なコーヒー豆を育てる世界中のコーヒー生産者といったところだろうか。専門性や磨いた能力の異なるさまざまなプロフェッショナルが力を合わせて、ひとつの作品がつくられている。

Authentic

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本物の一杯を届ける、
「ネスプレッソ」の
こだわりと情熱

「ネスプレッソ」は1986年の発売開始からカプセル式コーヒー市場のパイオニアとして強いこだわりを持ち、コーヒーづくりに取り組んできた。上質なコーヒー豆を育てるためのテロワール選び、生産者たちとの密な関わり、味わいと香りを引き出す焙煎やブレンド、カプセルへと密封する技術の追求、そして抽出するコーヒーメーカーの技術革新。妥協のない姿勢を一貫してきた。

Authentic

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さまざまな
プロフェッショナルが
各工程で携わり、
つくり上げる

角野同様、「ネスプレッソ」もさまざまなプロフェッショナルたちとともに、コーヒーをつくり上げ、世界へ届けている。
生産者たちと密に関わりを持ちながらつくり上げた高品質なコーヒー豆は、原産国での厳しい生豆の検査を経て、スイスの製造センターに送られる。その後、熟練の技術と専門知識を備えた専門家により、緻密な計算による焙煎、ブレンド、そして適切に抽出がされるよう粉砕が行われる。
そこでもまた厳しい品質検査が行われている。味わいやアロマの印象、酸味や苦みのバランスや口に含んだ質感、コーヒーとしてのバランスなど、さまざまな指標でコーヒーの味わいに関わる質をチェックする。その検査は、日々さまざまな種類のコーヒー豆に対して行われており、コーヒー生豆の状態では300杯分、コーヒーとしては600杯分ものカッピングテストを実施しているという。
厳格な品質検査を通過したコーヒーだけが、世界各国に届けられるというわけだ。

ネスプレッソのコーヒー豆
ネスプレッソのカプセル
角野さんとネスプレッソ

Authentic

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歴史あるもののよさを
伝えながら、
進化をやめない

「クラシック音楽の演奏家というのは永遠に矛盾を抱えています」。そう角野は言う。彼らは作曲された作品を伝えるインタープリター(通訳者)という役割がありながら、アーティスト=表現者でもあることが相容れないからだ。
「作曲をしたり勉強したりすることが僕の大事なアイデンティティのひとつであるわけですが、クラシック音楽を演奏する場合においても自分にしかできない表現があると信じて演奏したいと思っています。自分が新しいものを生みだすんだという気持ちよりも、作品を深く深く自分のなかに取り込んだ上で、自分というフィルターを通じて自然に出てくるものが結果的に個性になる……そんなあり方を思い描いているんです」
コーヒー、またはエスプレッソにも長い歴史がある。そしてシングルオリジンのコーヒーを楽しむというコーヒー文化もまた、生活に馴染み深いものとして定着したものだ。
「ネスプレッソ」の「マスター オリジンズ」シリーズは、単一産地のコーヒー豆のみを使用するという考え方に加えて、世界各地の職人たちがその土地ならではの精製方法を施すというプラスアルファを取り入れたもの。
角野がクラシック音楽と深く向き合うことで自身のスタイルを確立しようと模索するように、「ネスプレッソ」もコーヒー文化の伝統を守りながら進化している。そこにあるのはコーヒーへの深い愛情と情熱だ。

多彩なバリエーションで、
暮らしをより鮮やかに

ラテアートを含むあらゆるミルクレシピに対応する「ヴァーチュオ クレアティスタ」は、ステンレススチールの光沢感をもち、生活を鮮やかに彩るコーヒーメーカーだ。エスプレッソからカラフェ(約535mL)まで5種類のサイズのコーヒーを抽出することができ、ミルクを加えたカフェラテ、カプチーノ、フラットホワイト、そしてラテマキアートもつくることができる。
その魅力は、搭載されているスチームパイプで泡立てるフォームミルクの温度と、テクスチャーを3段階で調整できる点だ。これにより、それぞれのミルクレシピに合ったフォームミルクをつくることができる。自宅でラテアートに挑戦することも可能だ。
ミルクメニューがあることでより楽しめるのが、「マスター オリジンズ」シリーズだ。単一生産国のコーヒー豆に、その土地特有の製法で、個性あふれる豊かな味わいが楽しめるシリーズだけに、ブラックコーヒーだけでなくミルクとかけ合わせたことで際立つフレーバーもまた味わってほしいところ。
「『ネスプレッソ』は簡単にさまざまなコーヒーを楽しめて、間口が広いところがいいですよね。クラシック音楽も実はいろいろな入り口があって、いま僕のコンサートに来てくれる人も、ピアノを弾いていた人からYouTubeで興味を持ってくれた人、ゲーム音楽から興味を持った人など、さまざまです。入り口は違っても奥の深い世界なので、そこで新しい楽しみをどんどん見つけていってもらえたらいいなと思います」

ネスプレッソで淹れたこだわりのコーヒー
ピアノを演奏する角野さん
ピアノと角野さんとネスプレッソ

「クラシック音楽は300年以上、消費され尽くされることなく時代を超えて存在し続けている。自分たち世代はなにができるのかと、いつも考えます。人類が積み上げてきたものをリセットしてしまうことなく、またその力に頼るだけでもなく、いまを生きる自分がどうやって時代にフィットさせ、あるいは超えていけるのか」
長い歴史を持つコーヒーも同様に、時代を超えて存在し続けたもの。本物のコーヒー体験をより身近な存在にする「ネスプレッソ」と、音楽を多くの人に届ける角野。そこに通じるものとは。
「どちらも生活に彩りが与えられたり、気持ちを刺激して思い出深くさせたりしますよね。コーヒーを飲みながら知人と過ごす。コンサート会場で知らない人同士がひとつの空気のなかで同じ体験をする。ひとりだけじゃなくて、共有体験になるところが面白い」
コーヒーも音楽も、ひとりの体験にとどまらず、人と人との間にあるもの、と角野。これからも優れたスキルとたぐいまれな創造性で、人と人とを感動の体験でつないでいくのだろう。

コーヒーも音楽も、
共有体験になるところが
面白い

Hayato Sumino

movie director : Kouta Ogawa /
cinematographer : Daisuke Abe /
edit : Takashi Fujioka /
colorist : Koki Shimoji

LINE UP

「ネスプレッソ」では2タイプのコーヒーシステムをラインアップ。どちらも操作はシンプルだが、カプセル式コーヒーのパイオニアとして培われた高い技術が備えられている。良質なコーヒータイムを実現するために、自分の好みに合ったコーヒーメーカーを探してみよう。

  • NESPRESSO オリジナルコーヒーメーカー

    オリジナル

    オーセンティックなエスプレッソの真髄を味わうことのできる「オリジナル」シリーズ。家庭では安定した抽出が難しい、プロのバリスタが淹れたような味わい深いコーヒーに均一で美しいクレマののったエスプレッソを、ボタンひとつで手軽に楽しむことができる。1986年、「ネスプレッソ」設立と同時に発売を開始。長年にわたり愛され続けたシステムは、磨き上げられた多彩なラインアップを取り揃えており、さまざまなシーンにふさわしいコーヒーを楽しめる。

  • NESPRESSO ヴァーチュオコーヒーメーカー

    ヴァーチュオ

    遠心力抽出方法を採用した「ヴァーチュオ」シリーズ。北米で2014年から、日本では2020年から販売を開始した。約40mlのエスプレッソから約535mlのカラフェまで多様なカップサイズに対応。カプセルからバーコードを読み取り、最適な抽出条件を自動判別。蒸らしの工程から始まり、カプセルを高速回転させることにより湯をコーヒー豆に満遍なく行きわたらせながら抽出する、「ヴァーチュオ」独自の遠心力抽出方法は、豊かでやわらかなクレマと「ネスプレッソ」独特のコーヒー体験をつくり上げる。