2017.06.09
定価1,870円(本体1,700円)

名作の100年

グラフィックの天才たち。

雑誌を購入する

電子書籍を購入する

Contents

一言で「グラフィック」と言っても、その領域はさまざま。グラフィックの天才と呼ばれる彼らに共通するのは、規制を打ち破ろうとする作り手の情熱と、物事の本質を見極める、一流のユーモアを宿しているということ。グラフィックと聞いてすぐ思いつくポスターや広告、パッケージだけでなく、時には政治的メッセージや反テロを強調するデザインなど、生み出される作品にはパワーが溢れています。20世紀以降、世界のグラフィックを牽引し続ける天才たちに徹底的に迫ります。

目次

新たなデザインスポット・富山美術館。

類い稀なるポスターコレクションに迫る。


デザイン界の第一人者、原 研哉に聞く

グラフィックの力と使命。

POINT1 簡潔だからこそ、見る者が思いを乗せられるんです。

POINT2 タイポグラフィがつくり出す、豊かな表情が大切。

POINT3 写真は有無を言わせず、見る者を引き込みます。

〈コラム〉東京五輪では組市松紋で、粋な日本らしさを。

     ――アーティスト 野老朝雄にインタビュー――


グラフィックの100年を動かした、

巨匠10人の軌跡。

オットー・ノイラート 誰もが理解できる、ピクトグラムを発明。

ヘルベルト・バイヤー 境界を超えて生まれる、“伝えたい”という熱量。

ブルーノ・ムナーリ 未知の可能性を開いた、無数の問いかけ。

ポール・ランド CIの名手が残した、古びぬイメージの数々。

亀倉雄策 人々の意思を束ねた、象徴性と求心力。

マックス・フーバー 洒脱な名作を生み出した、寛容かつ厳格な視点。

オトル・アイヒャー 多彩に美しく展開する、ミニマルなグラフィック

仲條正義 流行を見極める視点が、心躍るデザインを生む。

ネヴィル・ブロディ 時代を切り開いてきた、自在なタイポグラフィ

イルマ・ボーム メディアとしての本を、三次元的にデザインする。

〈コラム〉メキシコ五輪を成功させた、グラフィックの力。

    ――グラフィック・デザイナー ランス・ワイマンにインタビュー――


三木健(大阪芸術大学教授)の人気講義

“APPLE”で、デザイン思考を学ぶ。

リンゴ1個から、「気づきに気づく」こと。


新時代のグラフィックを切り拓く、

21世紀のクリエイターたち。

M/Mパリス | 手描きの温かみと前衛性が、人気のデュオ

アーロン・ニエ+イーブン・チェン | 政治を動かした、クリーンなビジュアル

エクスペリメンタル・ジェットセット

| 自在に動く「W」で、新たな方向性を示す。

クレオ・シャリュエ | 色のボーダーと文字のみで、洗練を生む。

アラン・ブレーズ | 新聞の1面とは思えない、鮮やかな主張。

JR | NYの街を巧みに表現した、驚きの手法。

大原大次郎 | SNS時代にこそ、手書きの個性を活かす。

TYMOTE | アニメーション化した文字が、躍り出す。

佐々木俊 | 謎めいたタイポと、ビビッドな色彩の融合。

雑誌を購入する

電子書籍を購入する