いま、ヴィンテージが面白い。
家具でいえば、ジャン・プルーヴェやピエール・ジャンヌレ、
シャルロット・ペリアンといった20世紀のフレンチデザインが
この10年ほどで大きなブームとなっているが、それに加え、
これまで光が当たってこなかったデザイナーへの注目度も増している。
また、服に目を向ければ、従来のアメカジだけでなく、
90年代以降のデザイナーズブランドを扱うショップも活況だ。
腕時計も50〜60年代のヴィンテージがいまは狙い目だという。
伊勢丹新宿店や阪急メンズといった日本を代表する百貨店も
ここ数年でヴィンテージコーナーに力を入れ始めているが、
そんな“新しい”潮流はどこから生まれ、どこへ行くのか。
本特集では、目の肥えたクリエイターたちが愛用している品から、
いま訪れるべき話題のギャラリーや海外での暮らし、
人気店のオーナーが目をつけているネクストブレイクまで、
ヴィンテージの魅力や注目アイテムを徹底取材してお届けする。
ようこそ、まだ見ぬ、奥深きヴィンテージの世界へ。
目次
“いいもの”は時代を超える
ようこそ、ヴィンテージへ
- クリエイターが愛用する、
個性を映すヴィンテージ - なぜいまヴィンテージか、新しい潮流の“熱”を紐解く
- 磯村勇斗も熱中する、
ヴィンテージ家具の奥深い魅力とは? - 海外の暮らしから学ぶ、
ヴィンテージの取り入れ方 - Column 識者が考える「ヴィンテージ」論
次世代へと継承される、研究者の暮らしと哲学
残されたパーツから読み解く、北欧デザインの遺伝子 - わざわざ訪れたい、“発見”をくれる店
- 各業界の目利きに訊く、密かなる次の注目株
- 一期一会の出会いがきっと見つかる、
注目ショップを厳選 - 第2特集
9の視点で紐解く、2025年の新作腕時計 - 第3特集
キーワードは“没入感”、
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