【エルメス絵本】シリーズ第3作の主人公は犬のステッチ。忘れ物の針と糸を届ける旅が始まる

  • 文:上野ルミ
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道具や素材を手にステッチが忙しく立ち回っている様子を描いた表紙は、まさにエルメスの活気あるアトリエのよう。©100%ORANGE/HERMÈS/KODANSHA
『エルメスのえほん ぼうけんステッチ』100%ORANGE 著 講談社 ¥3,190
装丁:名久井直子 企画:エルメス 10/29 (木)全国書店にて発売 ※地域によって数日異なる場合あり

『おさんぽステッチ』(2022年)、『くるくるとステッチ』(2024年)に続くシリーズ3作目となる本作『エルメスのえほん ぼうけんステッチ』。第1作の主人公は、道具と素材を巧みに使って馬の道具をつくる職人のおじさん。ある日おじさんの店にやってきた犬のステッチは、おじさんにお願いして首輪をつくってもらうと、おじさんをさんぽに連れ出す。出かけた先で出合った動物たちのお願いを聞き入れ、おじさんはさまざまな道具をつくり出すというストーリー。第2作ではおじさんの仕事場の糸巻のくるくるが主人公に。

 

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『エルメスのえほん ぼうけんステッチ』より。©100%ORANGE/HERMÈS/KODANSHA

そして本作の主人公は犬のステッチ!仕事で遠方に出かけたおじさんの忘れ物に気付き、おじさんのところまで届けに出かけることにしたステッチ。

 

2_エルメスのえほん ぼうけんステッチ8.jpg『エルメスのえほん ぼうけんステッチ』より。©100%ORANGE/HERMÈS/KODANSHA

道すがらさまざまな動物たちと遭遇し、それぞれの困りごとをアイデア豊かに解決しながらステッチはおじさんのもとへと急ぐ。

 

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『エルメスのえほん ぼうけんステッチ』より。©100%ORANGE/HERMÈS/KODANSHA

ようやくおじさんを見つけたステッチが忘れ物の針と糸を渡すと、おじさんは壊れた馬車をあっという間に修理!

 

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『エルメスのえほん ぼうけんステッチ』より。©100%ORANGE/HERMÈS/KODANSHA
直してもらってうれしくなった馬車は、おじさんとステッチを乗せて店まで連れて行く。そして、おじさんとステッチが店に戻ってみると……。

手仕事と遊び心がひらく、新たな世界

ストーリーもエルメスならではのカラフルな絵柄も、読む者にさまざまな思いを抱かせてくれる。エルメスが創業以来大切にしているのが「手でものをつくる喜び」、「夢や遊び心」。シリーズ第3作となる本作は想像力や柔軟な発想、そして遊び心が魔法のような新たな世界への扉を開いてくれることを描く。おじさんとステッチを通して、子どもも大人も、扉の向こうへ誘われようではないか。

エルメスジャポン

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