アートを暮らしの中へ。「LUMINE ART FAIR 2026」の想いに、エプソンが重ねたもの

  • 文:鈴木誠
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“アートのある毎日”を提案する「LUMINE ART FAIR –My 1st Collection Vol.5–」は、2026年10月30日(金)から11月1日(日)にかけてニュウマン新宿5階のルミネゼロで開催。

「部屋に一枚、好きな作品を飾ってみたい」。そんな思いをかなえてくれるアートフェア「LUMINE ART FAIR –My 1st Collection Vol.5–」が、10月30日(金)から11月1日(日)までの3日間、ニュウマン新宿5階のルミネゼロで開催される。

“アートのある毎日”を提案するルミネのプロジェクト「LUMINE meets ART PROJECT」の一環として開催される本フェアは、今回で5回目。自宅に飾りやすいサイズや手に取りやすい価格の作品を中心に、約30名のアーティストによる作品が集結する。

お気に入りの一枚を探すのはもちろん、作品選びの相談に乗ってくれるコンシェルジュが巡回するなど、アートを暮らしに取り入れるきっかけとしても注目のイベントだ。

プリントは、表現を広げるもうひとつの手段

本フェアの“アートのある毎日”というコンセプトに共感し、協力しているのがエプソンだ。参加アーティストの4名が、エプソンのプリンターと用紙を使い、このフェアのための新作を制作。紙の質感や色合いと向き合いながら生み出した作品を展示販売する。

作品の背景にある素材選びや制作プロセスにも目を向けることで、アートの楽しみ方はさらに広がる。アーティストの感性とプリント用紙がどのように化学反応を起こし、作品に結実したのかも見どころだ。

カラリオプリンター EP-889AW HERALBONY Model.jpg
エプソンのアートに対する取り組みは、このフェアだけではない。ヘラルボニーとの共創で生まれた「カラリオプリンター EP-889AW/AB HERALBONY Model」では、同社と契約する作家の作品が天板を彩った。一人ひとりから生まれる多様な表現や創造性を、暮らしの中へ届けるプリンターだ。

プリントは、単に原画を複製するための手段ではない。紙の表面にある凹凸や風合い、インクの乗り方、色の深みや繊細な階調。さまざまな要素の組み合わせによって、同じイメージでも作品の印象は変わってくる。どの紙を選び、どのように出力するかの判断もまた、作品づくりの大切なプロセスなのだ。

4名のアーティストは、エプソンのプリンターとファインアートペーパーや写真用紙を使い、用紙ごとにテストプリントを重ねて発色や質感を確認。作品の魅力をより引き出せる一枚を探った。

制作に使用したのは、自宅のデスクにも置けるサイズのインクジェットプリンター「SC-PX1V」と「SC-PX1VL」。深い黒と繊細な青の表現力を高めた10色顔料インクを搭載した高画質モデルだ。アトリエだけでなく、暮らしの延長線上で作品を生み出せることも、アートを身近にするという哲学に通じている。

エプソン プロセレクション SC-PX1V.jpg
「エプソンプロセレクション SC-PX1V」。SC-PX1VはA3ノビ、SC-PX1VLはA2ノビサイズまでのプリントに対応。

エプソンの担当者は、フェアへの思いをこう語る。

「“アートのある毎日”というフェアの考え方に、私たちも強く共感しています。プリンターは書類や写真を出力する道具と思われがちですが、作品づくりに取り組む人それぞれの発想や工夫によって、作品を生み出す道具にもなります。今回、その作品づくりに協力できたことを嬉しく思います。ぜひ会場では、紙の質感も含めて作品を間近にご覧ください」

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このフェアのために生まれた、4人のアーティストの新作

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EMU●グラフィックデザイナーのキャリアを経て、2016年よりアーティスト活動を開始。廃材を用いた彫刻作品や絵画を制作し、素材の個性を生かしながら多様な視点や関係性を織り込んだ作品を国内外で発表している。
Instagram @emu_bb

テストプリントで手応えを得た「ベルベットファインアートペーパー」を採用し、A2サイズの作品を制作したEMU。出品予定作品のひとつは、ダイカットしたキャラクターをボックスフレームの中に浮かぶように配置したもの。さらに、ルミネのエレベーターラッピングのために描いた絵を一枚に再構成した横長の額装作品も並ぶ予定だ。立体的な見せ方や構図の工夫、そして紙の質感が織りなす表情にも注目したい。

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花梨●1997年東京生まれ。多摩美術大学劇場美術デザイン学科卒業。植物や動物、建築、旅の記憶をモチーフに、コラージュや油彩を用いて、現実と空想のあいだに広がる物語を描く。
Instagram @karin_works_

普段はコラージュの技法を中心に作品を制作している花梨が挑んだのは、ペインティングを加えず、プリントだけで完成させるアートプリント作品。紙の選び方や色の再現によって印象が変わるプリント表現に向き合い、用紙の個性を生かしながら制作を進めている。プリントだからこそ生まれる表現の可能性も、アート作品としての見どころだ。

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黒田潔●東京生まれ。多摩美術大学大学院修了。イラストレーター、アーティストとして壁画制作、国内外のキャンペーン広告などを幅広く手がけている。東京、ドイツ、スペイン、韓国などで展覧会を行う。
Instagram @k_u_r_o_d_a

黒田が制作したのは、画材ならではのタッチを生かしたプリント作品。A3サイズの「コットンアーティストテクスチャード」という用紙を選び、手描きの線や画材の質感がより生きる組み合わせを探った。原画の繊細なタッチがプリントでどのように再現されたのか、会場で確かめてほしい。

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スズキエイミ●1993年東京都生まれ。現代美術家・マルチアーティスト。古典美術を現代に落とし込んだ表現を軸に、東京と上海を拠点に国際的に活動する。
Instagram @eimi_suzuki

プリントした紙にガラスとアンティークのパーツなどを組み合わせたミクストメディア作品と、額装したアートプリントを出品するスズキ。異なる素材が重なり合って生まれる表情と、紙の質感が作品に与える効果が見どころだ。ファインアートペーパーと写真用紙を使い分けており、「フレスコジクレー」については、紙の状態を保つためにプリント直前までパッケージを開けずに制作を進めたという。

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作品と、つくり手に出合う3日間  

会場の風景.jpg

会場では作品の展示販売だけでなく、初めて作品を選ぶ人の相談に乗るアートコンシェルジュが巡回。ほかにも、アーティストグッズが購入できる「ART STORE」やアーティストデザインのスイーツが楽しめる「CAFE」コーナー、来場者の投票で受賞者が決まる「LUMINE meets ART AWARD」なども開催される。

すべての作品には、アーティストの感性や思考が宿っている。アートを暮らしに迎えることは、個性豊かなアーティストに触発される日々の始まりでもあるのだ。

今回の4名の新作にも、イメージを紙の上に再現するために用紙を選び、その色や質感を確かめた時間が重なっている。完成した一枚の美しさとあわせて、そこにたどり着くまでのプロセスにも思いを巡らせてみてほしい。

展示会の様子.jpg

自分の感性に響く一枚を探しながら、アートを生み出す人の想いに触れる3日間。ここで出合う作品が、あなたにとっての“My 1st Collection”になるかもしれない。

高画質プリンターの詳細はこちら

LUMINE ART FAIR 2026 –My 1st Collection Vol.5–

開催期間:2026年10月30日(金)~11月1日(日)
会場:ルミネゼロ(ニュウマン新宿 5F)
開催時間:11:00~19:00 (※最終日は17:00閉場)
入場料:無料
www.lumine.ne.jp/lmap/fair