【注目のデザイン】糸巻き型の家具「Trisse」が復刻。田中義久の仕事に学ぶ、デザインを残す方法

  • 文:猪飼尚司(デザインジャーナリスト)
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1.糸巻きのかたちを活かした、ナナ・ディッツェルの復刻家具「Trisse」



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スツール¥88,550〜(写真右)、ダイニングテーブル¥228,360〜

デンマークデザインの黄金期を支えたひとり、ナナ・ディッツェル。実用性に品格と抒情性を兼ね備えた彼女のデザインが、いま再び注目を集めている。糸巻きから着想を得た「Trisse(トリッセ)」は、無垢のオーク材を削り出したやわらかな曲面の支柱が、円形の天板とベースをつなぐ独創的なデザイン。1962年から発表されてきた作品が今回復刻され、スツールに加え、ダイニングテーブルやコーヒーテーブルなど幅広いアイテムを展開している。

フレデリシア 東京 スタジオ

www.fredericia.com

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2.つくる、残す、見せる、田中義久のデザイン実践『田中義久 ARCHIVE / ACHIEVE』

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田中はアーティストデュオNerhol(ネルホル)としての活動も行っている。

小規模出版から企業のアートディレクションまで、幅広く活動する田中義久。本展では、完成物や制作過程のみならず、企画や運営までをデザイン活動に取り込む田中のこれまでの仕事を振り返る。さらに、企業や大学機関に保存された資料を手掛かりに、デザインや印刷物の保存・分類・展示のあり方を検証。そうした資料のために、近年研究を続ける和紙を用いて箱や台紙、展示什器を制作し、表現の裏側を支える要素もデザインの実践として捉え直す。

『田中義久 ARCHIVE / ACHIEVE』

開催中〜10/21 ギンザ・グラフィック・ギャラリー 
11時〜19時 日、祝日 入場無料
www.dnpfcp.jp/gallery/ggg