世界各都市の洒落者たちが、日常的に着ている愛用の一着。それはいかにして彼らの“ユニフォーム”となったのか。こだわりや着こなしのコツには、学ぶべき点がいくつもある。法律の道から香水ブランドのファウンダーに転身したピエール=ジュニア・メナナが愛する“ユニフォーム”とは。
ファッションの楽しさは、最先端の美意識や価値観との出合いだけでは終わらない。むしろその後に続く長い時間にこそ、本当の醍醐味や価値があるはずだ。
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法律の道を離れたいまも、テーラードジャケットは毎日着るユニフォーム
法律の道から香水ブランドのファウンダーに転身した、ユニークな経歴を持つメナナ。「かっちりして着づらさを感じる人も多いと思いますが、僕はスーツを着るのが好きで、フォーマルなスタイルにも自信を持っています。子どもの頃から週末、教会に行く時には必ずスーツを着ていたことが大きいですね。法律の世界を離れた時スーツはもう着ないだろうと思ったのに、結局いまでも毎日着ています(笑)」。

なかでも、コム デ ギャルソンのテーラードジャケットは、日常的に愛用する彼のユニフォーム。「シックなのにボタンが3列というところにヒネリが効いていて、どんなスタイリングにも寄り添ってくれます」。
シックな印象を保ちながら、ランニングの時も履くというほどデイリーに愛用している、ジュンヤ ワタナベのワイドデニムでカジュアルダウン。ヴィンテージ加工が施されたTシャツは、自身の香水ブランドとアンセルムのコラボ。タジのサボが抜け感を演出する。
時にはラフなエッセンスをミックスして着崩し、幅広いスタイルを楽しむ。着こなし次第で多彩な表情を見せてくれるテーラードジャケットは、そんな彼を体現している一着なのだ。
