スペイン南部のビーチにサメのような黒い魚影が現れ、海水浴客が逃げ惑う騒ぎが起きた。人々は「サメが出た!」と絶叫、我先にと岸へ逃げ出したが、その正体はなんとマグロだった。
映画さながらの恐怖
事件が起きたのは、高級リゾート地として知られるマルベーリャのアンコンビーチだ。今年8月10日午前、多くの海水浴客で賑わうビーチの浅瀬に、巨大な魚影が現れた。水面に突き出た黒い背びれや大きなシルエットは、まるで映画に出てくる凶暴なサメのよう。ビーチは騒然となり、遊んでいた人々は慌てて海から上がっていった。
そのときの様子が動画に残されている。水中を近づいてくる大きな影に、近くにいた男性は必死の形相を浮かべて浜辺へと逃げていく。影は男性を追いかけてきて、ついに追いついてしまう。
しかし、巨大魚が浜辺に乗り上げてその全身をさらすと、周囲の人々はほっと胸をなで下ろした。サメかと思われた生き物の正体は、体重約300kgほどと思われる大きなマグロだったからだ。
地元住民は「自分がその場にいたら、間違いなく水着の中でもらしていたよ」と苦笑い。別の目撃者も「自分が泳いでいたなら心臓麻痺で死んでいたかもしれない。映画ジョーズのテーマ曲が流れていたら完璧なホラーだったね」とコメントした。
この動画はSNS上でも大きな反響を呼んだ。パニック映画の肩透かしシーンみたいだと笑う声もあった一方で、「ジェットスキーか何かに衝突して方向感覚を失い、浅瀬に迷い込んだのではないか」「マグロが沿岸近くを泳ぐこと自体は珍しくないが、イルカやサメと見間違えられることも多い」といった分析や同情のコメントも寄せられた。
マグロのその後
さて、正体がサメではないと気づいた周囲の観光客の一部は、その珍しい姿を間近で見ようと果敢にも駆け寄っていった。波打ち際に打ち上がってしまったマグロは、その巨体を激しくうねらせ、白い水しぶきを立てていた。
現場に居合わせたイギリス人観光客は、「あの魚はとても苦しんでいるように見えたよ。網か何かに絡まっているか引っかかっているのかもと海に入ってみたけれど、何も見当たらなかった。とにかく巨大で美しい魚だった」と話す。
報道によると、海水浴客や地元住民らの手助けもあり、マグロは無事海に帰って行ったという。
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【動画】ビーチに現れた巨大な影と逃げ惑う人々
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@independent Video shows moment a man panics on Spanish beach after spotting what he believed was a shark fin but turned out to be a 300kg tuna fish.
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