【ザ・マッカラン】グラフィックデザイン界の異端児が、ウイスキーのボトルに挑んだ

  • 文:西田嘉孝
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今後のパッケージ変更が予定される「タイムレスコレクション」。左から、空港や免税店のみで発売される「カラーコレクション18年」、アメリカンオークとヨーロピアンオークのシェリー樽を熟成に使用する「ダブルカスク18年」700mL ¥47,100、おもにヨーロピアンオークのシェリー樽を使う「シェリーオーク18年」700mL ¥68,200 © The Macallan

グラフィックデザイン界の巨匠が手掛けたザ・マッカランの新デザイン。200年におよぶブランドの伝統や匠の技に現代的な解釈を与え、再構築された新たなパッケージに込められたメッセージを紐解く。 

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グランジ・タイポグラフィの父と呼ばれるグラフィックデザイナー、デヴィッド・カーソン。ザ・マッカランとは2度目のコラボ。 © The Macallan

 

ウイスキーとアートのコラボレーション。その先駆けとなったのは、80年代半ばにザ・マッカランが行ったポップアートの巨匠、ピーター・ブレイクとのコラボレーションだ。以来、ザ・マッカランはクリエイターたちと対話を重ね、伝統を守りながら常に革新的であり続けてきた。


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3_MAC-2024-AQUARIUS-DSF7002-16x9-300dpi-CMYK.jpgザ・マッカランの蒸留所はスペイ川のほとりに位置している。 © The Macallan

デヴィッド・カーソンを起用した今回のデザイン刷新もまた、ザ・マッカランの進化を物語るひとつの取り組みだ。『コンセプト ナンバー3』や『カラーコレクション』など、長年にわたりカーソンとのクリエイティブ・パートナーシップを築いてきたザ・マッカランは、その取り組みを礎として、彼ならではの独創的なデザイン哲学をさらに発展させた『タイムレス・コレクション』を発表した。

カーソンは、ザ・マッカランならではの味わいを生み出すシェリー酒とオーク樽の関係性をはじめ、ブランドを象徴するさまざまな要素からインスピレーションを得て、新たなビジュアルをつくり上げた。少し丸みを帯びたボトルの形状は蒸留所の波打つ屋根を想起させ、一新された三角形のショルダーラベルは、シェリー樽を育むスペイン南部のシェリー・トライアングルクを表現する。

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ボードで蒸留所を走るカーソン。美しい屋根のラインが、新たなボトルの形状で表現された。 © The Macallan
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カーソンは元プロサーファーであり、アートとボードカルチャーを融合させた作品をつくっている。 © The Macallan

 「デザインもウイスキーも、バランスがすべて」。そうカーソンが語る気品ある味わいと秀逸なバランスをぜひ試してほしい。

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カーソン(左)とクリエイティブディレクターのジャウメ・フェラス(右)。 © The Macallan

 

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完成品へとつながるアートワークはすべて手作業で作成。細部にわたり緻密な計算がなされている。 © The Macallan

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