釣りをしていたらホホジロザメがかかってしまった! もしそんなことが起きたら、通常はすぐに釣り糸を切ってサメを解放するだろう。だが、エリオット・スダルさんは違った。彼はサメの安全を考え、口に引っかかった釣り針を外すため、約2.4メートルの巨体に飛び乗ったのだ
「こんなことが起こるなんて」 偶然の遭遇
予期せぬ大物がかかったのは、エリオットさんが友人たちと米マサチューセッツ州ナンタケットの海岸近くで釣りをしていた時のことだった。凄まじい手応えを感じ、チーム一丸となって引き揚げたところ、波間に見えたのは大きなホホジロザメだった。
エリオットさんはこれまでに200頭以上のサメを釣り上げてきたというベテラン釣り人だが、ホホジロザメがかかったのは人生で初めてだったという。「こんなことが起きるなんて、全く予測していませんでした。本当に」と、当時の驚きを語る。
ホホジロザメに飛び乗って…緊迫の瞬間
目撃者たちが固唾を吞んで見守る中、エリオットさんはサメの尾をつかんで波打ち際まで引きずり上げた。そして、その巨体の上に飛び乗ると、鋭い歯が並ぶサメの顎から、素手で器用に釣り針を取り外した。
「波の中に胸ビレがひらめくのが見えたので、ただ集中しました。事の重大さはすぐに理解したから、とにかく迅速に、そして安全にサメを解放することだけを考えました」
エリオットさんがサメを捕まえ、針を外して海へ帰すまでに要した時間は、わずか15秒足らずだった。サメは彼らの手で再び海へと運ばれ、その姿は波間へと消えていった。
このときの一部始終を収めた動画がSNSに投稿されると、たちまち2000を超えるいいねを獲得。地元メディアなども報じる大きな話題となった。動画には「よくやった」「すばらしい」と、サメを思いやり針を外すという勇気ある行動への賛辞が多数寄せられた。
エリオットさんは他の釣り人たちに対し、サメを扱うオンライン講習などを受けるよう勧めるとともに、「動物に敬意を払い、安全を第一に考えてほしい」と呼びかけている。
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【動画】ホホジロザメを引き上げ、針を外す緊迫の瞬間