【歴史映画なのに“推し活化”】『王と生きる男』が巻き起こす、“端宗シンドローム”

  • 文:チェ・ヨンファン
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GANGWON 江原道/韓国

映画『王と生きる男』

映画『王と生きる男』の公式ポスター。端宗役パク・ジフンの熱演と、彼を見守る村長ユ・ヘジンの存在感が、幅広い観客の涙を誘い、大きな反響を呼んでいる。

観客動員数1500万人を突破し、韓国映画歴代3位の大ヒットとなっている『王と生きる男』。王位を奪われ流刑となり、17歳で早世した悲運の少年王・と村人たちの物語を描く本作は、実際の端宗をアイドルさながらに慕うような熱狂を呼び、関連歴史本も爆発的な売れ行き。また特別展も催され、社会現象へと発展している。

さらに、深い余韻に浸る観客が歴史の舞台である・へと足を運び、静かな山あいの街は空前の聖地巡礼ブームに沸いている。観光客数は前年比5倍に急増し、端宗の陵墓「荘陵」は同9倍、流刑地「清泠浦」は同8倍の訪問者を記録。現代の感性で蘇った歴史が人々の心を打ち、地方都市に新たな息吹をもたらしている。

「荘陵」
ユネスコ世界文化遺産に登録された「荘陵」。首都圏外で唯一の王陵であり、聖地巡礼の必須スポットだ。