
あなたは“推し”のために、どこまでできるだろうか――。
あるコミック愛好家が、体に彫ったマーベル・コミックのキャラクター数でギネス世界記録を更新。その数は驚異の63体に及び、SNSでは「ここまでやれる人はいない」「もはや芸術」と驚きの声が広がる一方、「さすがにやりすぎでは」と賛否が分かれている。
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世界記録になった“推し活”
マーベル・コミック(Marvel Comics)は、アメリカの大手コミック出版社で、スパイダーマンやアイアンマン
などのスーパーヒーロー作品で世界的に知られている。
イングランド在住のトム・ラドフォードさんは、この“記録級の愛”に約350時間を費やし、総額は約200万円以上。40歳の誕生日を機に挑戦を決意し、見事に世界記録を塗り替えた。
「この記録のためだけに、誰も見ない場所のタトゥーにも耐えてきた。普通は理解されないだろうね」
そう語る彼のジャーニーの始まりは2007年。胸に刻んだ映画『スパイダーマン』のベンおじさんの名言「大いなる力には、大いなる責任が伴う」だった。
そこから彼の“推し活”は加速し、気づけば全身の大半がタトゥーで埋め尽くされることに。
「正直、ここまでになるとは思わなかった。もしかしたらタトゥー中毒かもしれない」と話している。
また、転機となったのは、繊細なデザインを得意とするタトゥーアーティスト、アンディ・ウォーカーとの出会いだった。
「完璧でなければ入れたくなかった」と語る彼にとって、その技術は理想そのものだったという。
公開された写真では、胸元から腕、脚に至るまでキャラクターがびっしりと刻まれており、その緻密なディテールから、並々ならぬこだわりがうかがえる。
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直筆サインが組み込まれている刻印も
中でも象徴的なのが、ヴィランのサノスのタトゥー。なんとこの作品には、映画でサノスを演じたジョシュ・ブローリンの直筆サインが組み込まれているという。「仕上がりは完璧以上だった。そこからさらに増やしたくなった」と、その執着はむしろ強まったと話している。
これまでの記録は、アメリカのライアン・ログスドンさんとカナダのリック・スコラミエロさんが持つ34体。それを大きく上回る今回の記録更新となった。
SNSでは「ここまで振り切れるのすごい」「もはや人生そのものが作品」と称賛する声がある一方、「将来後悔しないのかな」「やりすぎて怖い」といった冷静な意見も見られ、議論を呼んでいる。
「一度決めたらやり抜くタイプ。何だって可能だと信じている」そう語るラドフォードさん。その原動力は、間違いなく“マーベル愛”だ。
【動画】全身に彫られたマーベル・コミックのキャラクター