節約志向の今春のブームは“CityWalk”、 近代建築の宝庫、「香廠」エリアに注目

  • 写真&文:原口純子
Share:

BEIJING 北京/中国

C_泰安里芸術文化中心(旧集合住宅)1.jpg
西洋建築の要素を融合させて建てられた20世紀初頭の集合住宅。1世紀あまり長屋のような状態だったが、アートをテーマとするマルチスペース「泰安里文化芸術中心」に再生され、小劇場などが入居。

消費がダウントレンド傾向の北京では、低コストで楽しめる“CityWalk(街歩き)”がブーム。SNSでは“CityWalk”とタグ付けされた街歩き写真が盛んにアップされている。なかでも注目は、旧市街の南側に位置する「香廠(シャン・チャン)」と呼ばれるエリア。もとはお香をつくる小さな工房が集まる下町だったが、20世紀初頭、中華民国時代には、新市街造成を理念に、警察署や集合住宅など約20の近代的施設がつくられた。エリアはその後、長く休眠状態になるも、最近になって再生が進み、レトロな建築を活かしたギャラリーやカフェが次々と誕生してホットスポットに。この春は歴史と最新事情がともに楽しめる「香廠」散歩がトレンドだ。

D_もと中華民国時代の警察局を改造したギャラリー2.jpg
中華民国時代の警察署の建物をギャラリーとして再生。地域の歴史をテーマに企画展を開催している。