【籐編みチェアの新解釈と仲條正義展】空間とグラフィック、いま見るべきデザイン2題

  • 文:高橋美礼
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1.現代の生活空間を意識した、籐編みチェアの再解釈

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「TSUZURI」は家具ブランド「by interiors」のプロダクトとして登場。¥513,700〜

建築家・榊田倫之が手掛ける家具に新たなラウンジチェア「TSUZURI(綴、ツヅリ)」が加わった。籐という素材によって、つなぎ合わせる、縫い合わせる、という意味を持つ「綴」を体現する。色ムラの少ない上質な白ラタンを厳選して一本ずつていねいに編み合わせた構造が、しなやかなフォルムを描き、空間にやわらかな陰影をもたらす。編み目は繊細なアクセントに感じられ、伝統的な籐家具の枠を超えて、現代の住空間とも調和する一脚となっている。

「インテリアズ」

https://store.interiors-inc.jp

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2.仲條正義が手掛けた、資生堂のデザインを総覧

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仲條が40年にわたってつくり上げた資生堂との仕事から、約200点を厳選して展示。

日本を代表するグラフィックデザイナー・仲條正義の没後5年となる節目に開催される企画展は、ライフワークとも呼べる資生堂の企業文化誌『花椿』におけるアートディレクションや資生堂パーラーのためのポスター、パッケージ、プロダクトなどを振り返る。これまで公開されてこなかった仲條による原画を見ることができる貴重な機会だ。生前、「デザインはうたになる方を選ぶ」と語った仲條が残したデザインの本質に迫り、価値観にふれてみたい。

『うたう仲條 おどる仲條 −文字と画と、資生堂と』

開催期間:3/3〜6/28 
開催場所:資生堂ギャラリー
開場時間:11時〜19時(日、祝は18時まで) 
休館日:月 
入場無料
https://gallery.shiseido.com