47都道府県の食材をイタリアンで楽しむ、「アルマーニ / リストランテ」のプロジェクト“47 Roots”が始動

  • 文:Pen編集部
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「TACHIUO CACCIUCCO SAUCE(タチウオ カチュッコ ソース)」は、トスカーナの伝統的な魚介煮込みをもとに、愛媛県産の太刀魚を主役に日本風に再解釈した一皿。ソースは地元産の岩魚を用いたカチュッコ仕立てにした。

アルマーニ / リストランテの新プロジェクト「47 Roots」がスタートした。日本の食材が持つ個性や魅力を、アルマーニの哲学と料理を通して伝えたいという想いから生まれたプロジェクトだ。

食材の個性に寄り添い、その土地の本質を伝える哲学

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「AMUSE(アミューズ) -継承-」は、愛媛県産の地鶏「媛っこ」地鶏を使ったコンソメに、「はなこ」と呼ばれる地とうきび(トウモロコシ)の粉末の旨味を重ねたパスタスープ。パスタも同じく地とうきびを使用。イタリア産パスタと遜色ない小麦の旨みを感じるしっかりとした味わいに、愛媛県産の食材のポテンシャルを感じる。

日本にルーツに持ち、足繁く日本各地の生産者のもとに通ってきたエグゼクティブシェフのブルノ・昼間。これまでも自身が長く住んでいた北海道函館をはじめ、全国の地のものにフォーカスした独創的なコースを多く生み出してきたが、今回のプロジェクトには、とりわけ特別な想いがあるという。

「日本に住んで12年間、たくさんの人との素晴らしい出会いがありました。自分たちがつくりたい料理に合わせて生産者の皆さんに食材をお願いするのではなく、その年、その地で収穫できた食材の本来の個性を引き出して料理をつくっていきたい」

イタリアを彷彿とさせる、思い出の地

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愛媛産のトリッパを16時間かけてやさしくスチームし、地元産の野菜をトッピングしたフォトジェニックな一品。トリッパの出汁をメインとしたソースを添えることでより奥行きのある味わいに。従来のトリッパのイメージを覆すような爽やかな味わいの一品。サルディニア地方で有名なヴェルメンティーノ主体の白ワインとも相性抜群だ。

第一章の舞台となる地は「愛媛県」。来日してまもない頃、3カ月間滞在をしたことがあるという昼間は、おおらかな人々の雰囲気、気候、食材、どこをとってもイタリアを思わせるような親しみやすさを感じたという。

瀬戸内の豊かな海がもたらす魚介、晴れの日が続く温暖な気候のなかで育つ柑橘は、愛媛の風土に根ざしながらも、どこかイタリアを想起させる。

愛媛という土地の本質を再解釈したブルノの料理の数々は、その土地の食材そのものの力を生かし、さらに地元の生産者や料理人の伝統に対する想いを継承している。

今後は47都道府県すべての土地や食文化に、時間をかけて向き合って表現していく予定だという。引き続きチェックしていきたい。

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「FAVE E PECORINO(ソラマメ ペコリーノ)」は、トスカーナの伝統的な旬の素朴の取り合わせとして親しまれてきた「ファーヴェ・エ・ペコリーノ」を愛媛の旬な食材で表現した一皿。イタリアで親しまれているボタンのはなようなパスタ「ボットーネ」の中に、贅沢にトスカーナ産とローマ産の2種のペコリーノチーズをブレンド。県産のそら豆の滑らかなソースが爽やかなな香りとチーズのなめらかさをより一層引き出している。
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「AKAUSHI GREEN ASPARAGUS(アカウシ グリーンアスパラガス)」。愛媛県産あか牛のサーロインに、同じく地元で育ったグリーンアスパラガスを添えて。牛骨から丁寧に引き出した旨味にイタリアな産のマルサラワインを贅沢に加えたソースが、味わいに余韻を与える。
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メインデザート「BLOOD ORANGE(ブラッドオレンジ)」は、愛媛県産ブラッドオレンジを主軸に、ブラッドオレンジ梅酒のジュレ、マスカルポーネとクリームチーズを合わせたチーズケーキ。梅酒の酸味がブラッドオレンジのほのかな苦味がマッチし、その相性のよさに驚く。

アルマーニ / リストランテ

住所:東京都中央区銀座5-5-4 アルマーニ / 銀座タワー 10階・11階
TEL:03-6274-7005
www.armani.com/ja-jp/armani-restaurant/experience/armani-ristorante-tokyo-ginza/