【Penが選ぶ今月の音楽】『ジュリア』アイスランドの国民的SSWが放つ、 心温まるフォーク・ポップ集

  • 文:山澤健治(エディター)
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【Penが選んだ、今月の音楽】

『ジュリア』

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アウスゲイル ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ TPLP1838CDJ ¥3,630

アイスランドの国民的シンガー・ソングライターが、およそ3年ぶりに5作目を発表。物憂げながらもエモーショナルなファルセットで歌われる大らかなフォーク・ポップの数々が、いつしかじんわりと聴く者の心を温める、包容力あふれる名品だ。フォークやアメリカーナに根ざした楽曲は、どれも控えめでシンプルなバンド・サウンドを響かせながら、どこかノスタルジックな味わいを伴って、驚くほど高い確率でハートを射抜いていく。全10曲すべての歌詞を自ら書いた初の試みも功を奏した、彼の心の旅の追体験盤。