1月末から2月初旬、米南東部を記録的な寒波が襲った。通常は亜熱帯性機構のフロリダ州でも、2月1日にかけて氷点下の冷え込みとなった。その影響で、各地に生息するイグアナが麻痺状態となり、木から落下する異常現象が発生。「イグアナが空から降る」と複数の現地メディアが報じた。
フロリダ州で5000匹以上安楽死
イグアナは変温動物のため、気温が急激に低下すると代謝がほぼ止まる。呼吸や心拍が鈍り、いわゆるコールドスリープ状態となる。そして木の幹に捕まっていられず、地面にぽとりと落ちてしまう。
フロリダ州の野生生物当局は、州内で5000匹以上の「凍った」イグアナを安楽死処分したと発表した。そんななか、ある男性のTikTok投稿が話題になっている。
現地在住のグレイ・デイヴィスさんは、落下したイグアナを解体・調理し、タコスにして食べる様子を撮影した。
イグアナは別名「木上のニワトリ」
イグアナは外来種のため、年間を通じて州内の複数の公有地で許可証や狩猟免許なしで捕獲・殺処分することが許可されている。デイヴィスさんは動画でその背景を説明し、「個体数を管理する目的がある」と前置きしたうえで、「イグアナは『木上のニワトリ』と呼ばれています。なぜなら、おいしいから!」と説明する。「ムダになってしまうなら、タコスを作ろうと思います」
イグアナを“しめる”様子は映していない。デイヴィスさんは捕獲したイグアナをきれいにさばき、20個の卵を採取した。「この1匹のイグアナを処理することで、春に20匹以上の個体が増えるのを防ぎ、環境を守ったことになります」
下茹で&炒めてタコスに
デイヴィスさんは、水、玉ねぎ、ニンニク、ローリエ、塩と一緒に、イグアナの肉を煮込む。その間、イグアナの卵をゆで、アボカドやライム、オリーブオイルなどと混ぜてペースト状にし、特製ソースをこしらえる。
その後、下茹でしたイグアナの肉に香辛料をまぶしフライパンで炒める。軽く焦げ目をつけると、確かに脂質の少ない鶏肉のようだ。具材をハラペーニョやパクチーなどと一緒にトルティーヤに挟んで、「イグアナタコス」の完成。一見チキンやポーク、ビーフのタコスと変わりない。
「これぞ倫理的な肉食」反応さまざま
「見た目も香りもいい!」と、デイヴィスさんはイグアナタコスをソースにつけてほおばり、「ん〜!」と満足気。味の詳細は明かされなかったが「イグアナに勝てないなら食べちゃえ」と締めくくった。
動画は2月3日投稿されて以来、約380万回再生されている。「卵までソースにするのやばい」「嫌な人もいるだろうけど、これぞ倫理的な肉食だと思う」「冬眠して目覚めたらタコスになっているイグアナさん……」など、1万件を超えるさまざまなコメントが寄せられた。
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@gray.davis Would you try Iguana Tacos? 🌮 🦎 #fyp #foryoupagе #catchandcook #iguana ♬ original sound - Gray Davis
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South Florida company collects over 1,000 frozen iguanas. https://t.co/NGxBiCb6Ns pic.twitter.com/80luA7dIGK
— WPEC CBS12 News (@CBS12) February 2, 2026