【ニュウマン高輪の穴場名所】映画館のような空間で。 映画美術の巨匠・種田陽平が手掛けた「ポータークラシック シネマ」

  • 写真:河内彩
  • 文:Pen編集部
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ポータークラシック シネマ 

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チケットブースが印象的な外観には、ブランドが収集してきた本物のヴィンテージポスターが展示されている。

再開発が進む高輪の新たなランドマーク、ニュウマン高輪。その一角に誕生したポータークラシック シネマは、単なるショップの枠を超え、映画の記憶に分け入る“体験型ストア”として注目を集めている。空間デザインを手掛けたのは、日本を代表する映画美術監督、種田陽平。ハリウッド創成期への深いオマージュを軸に、映画館という装置そのものを現代に呼び戻した。

クラシックなシネマを思わせる外観には、ブランドが長年蒐集してきた本物のヴィンテージ映画ポスターが並び、まるで街角に小さな名画座が出現したかのよう。店内に足を踏み入れると、1920年代の映写機や、創業者・吉田克幸をモチーフにした人形を配したチケットブースが迎えてくれる。

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チケットブースの中には、創業者・吉田克幸をモチーフにした人形が。

並ぶのは、ポータークラシックの原点である“メイド・イン・ジャパン”を体現する刺し子シリーズをはじめ、過去の名作を現代的に復刻した限定アイテムの数々。職人の手仕事が生む豊かな表情と、映画的な時間軸が重なり合い、服そのものが一本のフィルムのように語りかけてくる。近年は、シネマをテーマにした特別なプロダクトや展示演出も随時更新され、訪れるたびに新たなカットに出合えるのも魅力だ。

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ショーウィンドーを飾るのは、刺し子シリーズをはじめとする限定アイテム。
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映画『ゴッドファーザー』からインスピレーションされたコレクション。

 ポータークラシックが大切にしてきたのは、流行ではなく“記憶に残ること”。映画の世界観とクラフトマンシップを融合させたこの場所は、服を選ぶ以上の体験をもたらしてくれる。スクリーンの向こう側に広がる時間と美意識を、いまの東京で体感できる稀有な一館だ。 

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カウンターには、刺し子のバッグをはじめ、ハワイや切手のモチーフから着想されたマグカップ、ポップコーンのショーケースまでが並ぶ。映画館のロビーを思わせる小道具の数々が、空間に軽やかな遊び心を添えている。
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店内の奥に潜む「シアタールーム」。

PORTER CLASSIC CINEMA

住所:東京都港区高輪2-21-1 NEWoMan高輪 NORTH 2F
営業時間:12時~20時
TEL:03-6277-1195
無休
https://porterclassic.com