北京で開かれた展示会で、少年が展示ケースに手をかけた拍子にガラスカバーがぐらりーー。そのまま中の“プライスレス級”の展示品ごと倒れてしまう出来事が起きた。
監視映像には、少年が何度もケースに触れている様子が映っており、「子どもの保護者に責任を取らせるべきでは?」「いや展示側の配慮不足」とネット上では早速“犯人探し”ならぬ“責任探し”の大議論へと発展した。
問題となったのは金属製の王冠の展示。これは市販品でも展示用レプリカでもなく、主催者の1人である張凱怡さんの夫が、自らの結婚記念として手作業で制作した1点ものだという。
金そのものの価値に加え、「人生の節目」が詰まった象徴的な品だけに、損傷を知った張さんは「深い感情的な意味がある」と胸中を吐露。映像は、損害評価の助言を求める目的でSNS上に公開された。
しかし動画が広まると、ネット上では案の定「誰が悪いのか」をめぐる議論が勃発した。子どもの監督責任を問う声、展示側の安全管理体制を批判する声、さらには「展示会でそこまで近づけるのは無理がある」といった指摘まで飛び交った。
一方で、子ども本人を過度に責めることに疑問を呈する声も少なくなく、「不注意は誰にでもある」と冷静さを促す意見も見られた。
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修理費用は、まさかの“高級車クラス”
現実的な問題として浮かび上がったのは、修理費だ。専門家によれば、この王冠には約2kgの金が使用されており、修理だけで最低でも340万円相当、最終的な査定次第では700万円規模に達する可能性もあるという。
新品を作り直すのと同等、あるいはそれ以上のコストがかかることも珍しくないそうで、「うっかり触った」の代償としては、かなり重たい金額感となっている。
ただ、張さんはその後の投稿で、子どもや家族を責める意図は一切ないこと、さらに作品は保険に加入していたため、家族に賠償請求を行う予定もないことを説明。展示会自体も無料公開で、主催者側に利益は発生していなかったという。怒りよりも配慮と理解を選んだ対応に、ネット上では「大人の対応すぎる」と感嘆する声も寄せられている。
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@dailymail A child knocked a priceless hand-crafted gold wedding crown off its display, sending it crashing to the floor in Beijing, China. #news #world #asia #museum ♬ original sound - Daily Mail