「これはひどい…」人型ロボットの展示、正体が人間と判明し画像が炎上

  • 文:山川真智子
Share:
shutterstock_2563829755(大).jpegPhoto:Who is Danny/Shutterstock※写真はイメージです

イランのテック・エキスポに登場したヒューマノイド(人型ロボット)が、実はロボットに変装した人間だったことが発覚した。安っぽいロボット衣装にお粗末なメイクを施し、動きも不自然だったことからすぐにばれたようで、ネット上で嘲笑されている。

あまりに不自然… 偽物疑惑が即浮上

世界の不思議ニュースを紹介するサイト、オディティ・セントラルによれば、偽ロボットが登場したのは今年イランで開かれたキシュ・イノックス・テック・エキスポだ。男性と女性の2体の「ロボット」で、0と1のバイナリーコード(2進数で表したプログラムの実行形式)で装飾されたわざとらしい衣装を着ていた。

高度なマシンとして来場者に披露されていたが、最近このイベントで撮影された高精細度ビデオ(日本のハイビジョンに当たる)では、ニキビ跡、まばたき、呼吸がしっかり確認されたという。さらに、ロボットとしての動きがぎこちなく不自然で人間が演技していることは疑いようがなかった。

ソーシャルメディアに投稿された動画では、女性ロボットは「ミス・データ」だと自己紹介。自分がブロックチェーン空間に居住しており、男性ロボットと一緒に、共有データコードで連携するデータの集合体であると説明していた。 

エキスポとは無関係 担当閣僚が主張

現地メディアによれば、イラン科学技術・知識基盤経済担当上級閣僚のホセイン・アフシン氏は、疑惑のロボットは民間企業のアイデアであり、イラン当局とは無関係だと主張。ある企業が自社宣伝のためにこれを行ったと説明し、責任はあくまでもこの企業が負わねばならないとした。人間をロボットとして利用することは、このエキスポの構想ではなく、エキスポの政策決定者が行ったことでもないと話したと言う。

もう笑うしかない… ニセモノの中でも低クオリティ

ロボットがしゃべる様子を映した動画は、ソーシャルメディアを通じて拡散。テスラのオプティマスのような本物のロボット技術と比較され嘲笑の的となり、ネタ化してしまった。さらに現地メディアによれば、「ミス・データ」という名前は、ペルシャ語に訳すと売春婦を意味する俗語になるという。こういったオチもついて、この話題が指数関数的に広がってしまったようだ。

ちなみに数年前には中国のロボット・ウェイトレスが実は人間だったというニュースがあった。このときはロボットに扮した女性の演技が非常にアンドロイド的だったため、多くの人が騙されてしまったという。オディティ・セントラルは、今回のイランの偽ロボットの出来はあまりにひどいとし、同じニセモノでも人々の想像力を掻き立てた中国のロボット・ウェイトレスのほうが、はるかに良かったとしている。

---fadeinPager---

女性の偽ロボット

---fadeinPager---

男性の偽ロボット

---fadeinPager---

中国のロボット・ウェイトレス