ニューバランスとカリフォルニア発のストリートブランド、バスケットケースが手を組んだ。12月19日（金）から発売される「204L "パインバレー"」は、見た瞬間に「これ、いいな」と思わせる絶妙なバランス感が魅力だ。

ベースとなる204Lは、2000年代のランニングシューズを今っぽく解釈したモデル。70年代のスリムなフォルムにプレミアムスエードを組み合わせ、懐かしさと新しさが同居している。オーバーレイに沿って描かれたアーチ状のラインが、さりげないアクセントになっていて、派手すぎず地味すぎない。この「ちょうどいい感」が、毎日履きたくなる理由だろう。

カリフォルニアのクリエイターが描いたアウトドア

今回のデザインを手掛けたのは、バスケットケースの創設者ザック・キニンガー。もともとタトゥーカルチャーに傾倒していた彼が、アパレルの世界に飛び込み、今やアメリカンストリートウエアの注目株だ。そんな彼が自分のルーツを見つめ直して生まれたのが、このアウトドアテイストの一足だという。

ブラウンのヌバックアッパーは、森や土を思わせる落ち着いた色合い。ハイキングブーツのようなアイレットに、選べるシューレースのオプションまで用意されている。フランネル素材のインソールが足を包み込む感じも心地いい。都会のアスファルトを歩くのに、ちょっとしたアウトドア気分を味わえる仕掛けだ。

機能面も抜かりない。EVAフォームのミッドソールとラバーアウトソールで、履き心地は文句なし。型押しのブランドロゴや追加のシューレース、スペシャルボックスまで付いてくる。価格は2万2000円で、サイズは23〜30cmまで展開。朝の通勤路も、週末の散歩道も、この一足があればいつもとちょっと違う景色に見えてくるかもしれない。