
衝撃でしたね、このキャンドルに出会ったときは。
燃える芯が横に広がっていることに目が奪われました。
点でなく直線なのです。
バーナーのように燃え、炎のゆらぎがとても美しくて。
「部屋のテーブルに置き、ゆらぐ炎を眺められる」
そう嬉しくなって近づいてみたら、キャンドルから木が燃えるパチパチ音が聞こえてくるではないですか!
「え、暖炉!?」と再び驚くことに。
これぞ視覚、聴覚、嗅覚をフルに楽しませてくれる冬の夜にぴったりのテーブル暖炉。
アメリカWoodWick社の「ハースウィック」。
「ハース(=暖炉)」の名を持つフレグランスキャンドルです。

見かけたのは某ファッションPRオフィスの12月の内覧会でした。
火が灯されていたから惹きつけられたんですね。
これが素の状態で店に並んでいたら確実にスルーしたでしょう。
燃やさないと、静かな場所でないと魅力に気づけないキャンドルです。

横幅約20cm、重量1,420gの大型サイズ。
「これは高いぞ……1万5千円は越えそう」と思ったら、意外にも日本の正規代理店価格で6,600円。
香りだけでなく付加価値つきでこの価格はリーズナブル。
「これなら買ってもいいかな」
そう思い、その日にネット購入してましたね。
ロウが溶けた甘い香りが苦手で、人生で一度も自分のためにフレグランスキャンドルを買ったことがない人間がですよ。
実はいまも、
「香りさえなければな〜。香りレス製品があれば食事のテーブルにも置けるのに」
と、やや残念に思ってますが。
ちなみに香りの強度は同クラスの他社製品と比べて控えめ。
ここの掲載写真は、わたしが入手した品を撮ったもの。
香りは「フレイザーファー」というもの。
(ウッド系)
抹茶色、苔色に惹かれて選びました。

芯が木片なのが最大の特徴。
燃える音が出るキャンドル自体は珍しくなくても、横長の木片はレアだと思います。
炎のゆらぎは横長だからこそ生じるもの。
同社製品に小型サイズもありますが、小さな縦芯です。
視覚体験を重視する人は「ハースウィック」を選びましょう。
木片は“すす”が出るため、連続点灯は3~4時間が推奨されてます。
火を消すときもだいぶ煙が出ますので、蓋を被せ無酸素にして消すとか、置く場所に配慮するとか少し手間を掛けるほうがよさそうです。

教えてもらったファッションPRオフィスのスタッフさんによると、男性スタイリストなどの食いつきがとてもよいそうで。
焚き火、暖炉のパチパチ音と炎が男性好みなのでしょう。
このプライスならクリスマス時期に友人、または仕事関係者らに贈るいいギフトになりますね。
女性はキャンドルの香りが好きな人が多いですし、男性にも女性にも好まれるなら使ってもらいやすいかと。
わたしは職場のパソコンデスクの横に置いてます。
原稿を書くとき、音楽があると文章のリズムを捉えられなくなるため必ず無音状態にするのですが、キャンドルの音と光は仕事の邪魔をしません。
ただし撮影した写真のレタッチワークのときはダメですけども。
27inchモニタの横にゆらゆら揺れる強い光があると、目が引っ張られて画面に集中できず。
下の動画は正規代理店「kameyama candle house」の紹介動画。
パチパチ音は本当にこの通りですから、どうぞご参考に。

ファッションレポーター/フォトグラファー
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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