【銀座の新名所】モロッコ発のコーヒーブランド「バシャコーヒー」が日本上陸、200種以上の100%アラビカが楽しめるコーヒー体験

  • 文:Pen編集部
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入り口を通り抜ければ、アールデコとビクトリア朝の優雅さを彷彿とさせる空間が広がる。

1910年にモロッコ・マラケシュで誕生した老舗コーヒーブランド「Bacha Coffee(バシャコーヒー)」が12月11日、東京・銀座に日本初となる旗艦店「Bacha Coffee 銀座」をオープンした。

銀座五丁目に構え、1階にコーヒーブティックとテイクアウト、2・3階には40席のコーヒールームを設ける3フロア構成。発祥地となった宮殿「ダール・エル・バシャ」をモチーフにした豪華な内装が特徴だ。

200種類以上の100%アラビカ豆を取り揃える

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ダール・エル・バシャは“パシャの館”を意味し、当時を代表する文化人や政治家たちが、今日アラビカとして知られる「アラビアのコーヒー」を嗜む場として栄えた。

1階のブティックでは、世界35カ国から厳選した200種以上の100%アラビカ種スペシャルティコーヒーを販売。すべて伝統的手法でハンドローストされ、シングルオリジンからファインブレンド、ファインフレバー、デカフェまで幅広く展開する。

特に、コーヒーと同ブランドの故郷であるアフリカ産コーヒーの種類の豊富さに注目だ。定番であるタンザニアの「キリマンジャロ」から、日本では希少なコンゴの「バントゥーシークレット コーヒー」など、アフリカ産はほぼ網羅している。

贈り物にぴったりのギフトボックスも充実。ドリップバッグ付きの「ドリップバッグ ギフトボックス コレクション」や、高級銘柄であるジャマイカの「ブルーマウンテン」やイエメンの「モカマタリ」などを揃えた「シグネチャーノマド コレクション」も取り扱う。

2つのフロアで体験する、“コーヒー・ガストロノミー” 

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食器はすべてバシャコーヒーのオリジナルグッズで、購入も可能だ。

2階は「1910」、3階は「Marrakech」と名付けられ、異なるムードを持つエレガントなコーヒールームが広がる。

エスプレッソやラテは提供せず、代わりに、金色のグースネックポットを用いて一杯ずつ丁寧に抽出する“儀式のようなコーヒー体験”が提供される。

さらに、200種以上のコーヒーに合わせて設計されたモロッコ料理や、シグネチャーのペストリー菓子、フランスで親しまれる菓子パン“ヴィエノワズリー”をはじめ、メニューには、スパイス香る卵料理「Bacha オリジナルシャクシュカ」、「モロッコ伝統の『ケフタ』ミートボール 細切りフライドポテト添え」、「Bacha クラブサンド」などが並ぶ。

テイクアウトでは、シャンティークリーム付きの淹れたてコーヒーや、スイーツ、セイボリークロワッサンなども注文可能だ。

グローバル展開を加速するBacha Coffee

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2・3階のコーヒールームでは、ブレックファースト・ランチ・ディナーでも楽しめるよう、さまざまなメニューを終日で提供。カフェのイメージが強いが、海外では夜も客足が絶えないという。

同ブランドは現在、パリ、ソウル、台北、香港、ドバイなど世界14都市37店舗に展開しており、2030年までに世界各国の主要都市へ進出を目指すという。CEOのタハ・ブクディブ氏は「銀座店はアジア戦略における重要拠点」とコメントしており、今後の展開にも期待が募る。なお、オンラインストアも出店予定。店舗を訪れなくとも気軽にバシャコーヒーを味わうことができる。

世界を席巻しつつある「砂漠の使者」からの贈り物を、あなたもぜひ試してみてほしい。

Bacha Coffee 銀座

住所:東京都中央区銀座5-6-6
TEL:03-6263-9720
https://bachacoffee.com