【12月注目のデザイン】「カスケード」、「ミヨシ プライマルソープ」

  • 文:猪飼尚司(デザインジャーナリスト)
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1.提灯からインスピレーションを得た、ポーセリン照明コレクション

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 カスケード ハンギングランプ(ロング)φ170×900㎜ ¥495,000

デザイナーやアーティストとのコラボレーションを積極的に行う、1953年創業のスペインの「リヤドロ」。伝統と確かな技術を持つポーセリンブランドがデザイナー、リー・ブルームとタッグを組み、新作照明コレクション「カスケード」を発表した。ブルームが発想のもとにしたのは、日本でお馴染みの“提灯”。和紙と竹でつくられた提灯の特徴的な凹凸、ろうそくが灯すやわらかな光を、リヤドロの精緻な技で再現した。縦に連なる幾何学形状が現代性をもたらしている。

「カスケード」

www.lladro.com/ja_jp

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2.せっけんが持つ純粋さを、そのまま製品のかたちに

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ラインアップは、フェイス(¥2,200)、ハンド(¥1,870)、ボディ(¥2,200)の3種。

1921年に創業し、香料や防腐剤などは添加せず自然由来の原材料にこだわった製品づくりを行ってきたミヨシ石鹸。暮らしの豊かさに関心が集まる時代において、より高品質のものづくりを目指すべく、新ラインアップ「ミヨシプライマルソープ」をデザイナーの柴田文江とともに開発。レシピ、ボトル、パッケージを一新した。信頼のおける素材と使い心地はもちろんのこと、丸みを帯びたノズルやボトルのフォルム、淡いベージュが日常を優しく彩る。

「ミヨシ プライマルソープ」

https://miyoshisoap.co.jp/pages/primalsoap