【アディダスの新作】銘品「タバコ」が“京都”仕様に! 日本とイギリスのスニーカーショップがタッグを組んだ

  • 文:一史
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日本をリスペクトした「adidas Originals “CITY SERIES” 」の新作「KYOTO」。

ロープロ(薄底) が新しいシューズトレンドになったいま、アディダスのクラシックモデルへの注目度が高まっている。銘品揃いのなかでスニーカーマニアに古くから愛されているモデルが、1970年代に誕生した「タバコ」。その名の通りシガーのように落ち着いた色のスエードシューズで、大人好みのシックな佇まいだ。そのタバコをベースにした個性的な新モデルがこの2025年秋に登場。日本をリスペクトして京都をイメージした「KYOTO」である。現在のファッションの傾向である茶系、またはアースカラーの服装と相性抜群の穏やかな表情。テック系スニーカー愛用者でもトライしたくなる洒落た魅力に満ちている。

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苔や抹茶から着想されたという緑色のバージョン。¥15,400。
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2025年11月の京都にて。苔の深い緑色と、土や樹木の茶色とが調和する風景。写真:一史。

色展開は、緑色ベースと茶色ベースの2色。どちらにも“京都”の漢字がプリントされている。日本の有力なスニーカーショップのビリーズ(BILLY'S)、イギリスのショップのサイズ?(size?)、アディダス オリジナルス(adidas Originals)とのトリプルコラボだ。海外の人が好む漢字使いはイギリスのセンスかもしれない。
この記事内では記事制作者が10月と11月に旅してきた京都の風景写真も掲載している。2足のスニーカーの色に通じる古都の風情を感じていただけたら幸いである。

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京都に根付くジャズ・バーの色彩から着想されたという、ブラウンを中心にした配色。¥15,400。
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木材を積み重ねて年月が経った屋根と青空のグラフィック。写真:一史。
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紅葉に移り変わってきた11月上旬の山。写真:一史。

コラボシューズはまず11月15日(土)に、ビリーズ京都店にて先行発売。同日にビリーズ オンラインストアで予約が開始。その後、21日(金)よりビリーズ各店と同オンラインストアで一斉発売が始まる。
京都の街歩きが好きな者の私見を述べると、この土地を代表する色は家や壁に使われた黒く焼かれた杉板(焼杉)。長年の雨水で剥がれ生木が剥き出しになった、黒から茶にかけてのグラデーションが最高に美しい。皆さんにもそれぞれ記憶に焼き付く京都の色がきっとあるはず。今回のコラボスニーカーに足を入れ、ビリーズとサイズ?が捉えた光景にも想いを馳せてみてはいかがだろうか。

BILLY'S Online

www.billys-tokyo.net/shop/

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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