【11月注目のデザイン】イタリア家具ブランドの日本初となる旗艦店、染色家・柚木沙弥郎の創作世界に触れる展示

  • 文:高橋美礼(デザインジャーナリスト)
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1.イタリアのハイエンド家具ブランドが、日本初となる路面旗艦店を展開

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海辺の岩場をイメージしたラウンジソファ「オン ザ ロックス」はフランチェスコ・ビンファレのデザイン。座り心地を試すことで卓越した職人技を感じられる。

イタリアのトスカーナ地方で1987年に設立された家具ブランドEdra(エドラ)が日本で初となる路面旗艦店Spazio Edra Tokyo Aoyama by LIVING HOUSE.(スパツィオ エドラ トウキョウ アオヤマ バイ リビングハウス)をオープン。ブランドを代表する4組の著名デザイナーによる家具を中心に、ミラーやグラフィックで装飾された店内では、唯一無二の世界観に浸れる。職人技と革新によって生み出された名作の数々を体感できる空間の誕生だ。

『Spazio Edra Tokyo Aoyama by LIVING HOUSE.』

住所:東京都港区南青山3-4-8
営業時間:11時〜18時
休業日:水(祝日をのぞく)
https://spazioedra-tokyo-aoyama.jp

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2.型染からコラージュまで、75年にわたる創作活動を振り返る

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戦後まもなく染色の道に進んだ柚木。染色技法を試行錯誤し、洋風化していく日本の暮らしにも対応する染め物を展開し、染色の新境地を開いていった。(作品:柚木沙弥郎『幕』1961年 、坂本善三美術館蔵)

昨年、101歳で亡くなった染色家・柚木沙弥郎。柳宗悦らによる民藝運動の思想に出会い、芹沢銈介のもとで染色の基礎を学んだあと、自由な形態と豊かな色彩の作品を数多く世に送り出した。本展では、柚木が初めて制作した型染布から晩年に手掛けたコラージュまで、代表的作品をたどりながら創作活動の全貌を紐解く。身のまわりの日用品や日々の暮らしに対する慈しみ深い眼差しにあふれる創作世界に、いま再びじっくりと触れてみたい。

『柚木沙弥郎 永遠のいま』

開催期間:〜12/21
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
開館時間11時〜19時
休館日:月
料金:一般¥1,600
www.operacity.jp