写真表現の新たな可能性を探る企画展『PRINTING×CREATORS』が、渋谷ヒカリエで開催

  • 文:石川博也
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イマジネーションを形にし、インクジェットテクノロジーで表現することの広がりを追求し続けてきたエプソンが、写真表現の新たな可能性を探る企画展『PRINTING×CREATORS』を開催する。

会場では「不確かなものを形にする」をテーマに、異なる世界観を持つふたりの人気写真家、藤原嘉騎と渡部さとるの作品が、最新のプリンティングテクノロジーによって自由な発想で表現され、紹介される。

藤原は、自然風景の中にある厳しくも美しい瞬間を高品位なプリントで表現。渡部は、アウトフォーカスのイメージと言葉を組み合わせ、鑑賞者の感情と対話するような作品を、揺らぎのあるオーガンジー素材を用いて表現している。

また、会場では別格の表現力を実現したエプソンのインクジェットプリンター、プロセレクションシリーズを使った多様な用紙による表現や、写真作品の制作に役立つ情報も紹介。11月14日(金)と15日(土)には藤原や渡部が登場するトークショーも開催されるなど、盛りだくさんの内容となっている。

『PRINTING×CREATORS』は、写真展という空間だからこそ生まれる、写真表現の新たな楽しみと価値を発見できる場であり、撮るだけではなく、そこから一歩踏み出すことで広がる、心躍るクリエイティブな世界を体感できる企画展なのである。

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藤原嘉騎(Yoshiki Fujiwara)/元プロスノーボーダーという異色の経歴を持つフォトグラファー。Walt Disney Company(アメリカ)やNational Geographic(アメリカ)にサプライヤー登録され、写真現像ソフトウエア「DxO Labs」(フランス)の日本人初のアンバサダーにも就任し活動を行う。National Geographic Travel Photo Contest People部門で世界2位を受賞し、IPAやTIFA、1835Awardなど多数の大規模国際フォトコンテストでの受賞歴をもつ。企業やカメラメーカー、レンズメーカーへの写真提供、カメラ雑誌への寄稿など幅広く活躍中。
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渡部さとる(Satoru Watanabe)/1961年山形県米沢市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。日刊スポーツ新聞社を退職後、2006年よりギャラリー冬青にて作家活動を開始。第33回「写真の会賞」特別賞を受賞。現在慶應義塾大学大学院非常勤講師。写真表現や現代アートを紹介するYoutube「2BChannel」を運営中。写真集、著作多数。近著に『撮る力見る力』(ホビージャパン)、「inception」(ふげん社)がある。作品は東京都写真美術館、ケ・ブランリー美術館(パリ)など複数の美術館に収蔵されている。

『PRINTING×CREATORS』
ー写真家のイマジネーション×エプソンのプリントテクノロジーによる創作世界ー

開催期間:2025年11月13日(木曜日)~11月15日(土曜日)
開催場所:渋谷ヒカリエ8/COURT
住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1
開催時間:11時~20時※最終日は〜18時
入場無料
https://www.epson.jp/katsuyou/photo/exhibitions/20251113/