【植物療法士監修】原宿の新店「喫茶 植物最高」の薬膳カレーの美味しさに満足!

  • 写真・文:一史
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「スパイスが何十種類も入っている、健康を意識した薬膳カレー」、と聞いたら、なんだか苦そうな味に感じませんか?
いえいえ、ここのカレーはぜんぜんまろやか。
肉や豆の食材の味が引き出され、味だけで言うならスパイスは脇役と思えるほどのバランスのよさ。
食べていて「質がいいなぁ」と感じる大人の料理。
辛さもごく控えめ。
玄米の量はわりと多めのがっつり系。
わたしがこの次にオーダーするなら、「ご飯少なめで」と一言添えますね。
白米と比べ栄養豊富とされる玄米とはいえ、少食気味な人間は少なめで十分に満足です。

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原宿のランチ&バーの「MOKUBA」が、「喫茶 植物最高」と名を変え2025年11月16日(日)よりリニューアルオープンします。
これまで看板メニューのひとつだった「植物最高カレー」はなくなり、装いを新たに「薬膳カリー」がスタート。
オープン前のプレスプレビューでひと足早く試食させていただきました。
場所はユナイテッドアローズのすぐ近くにあるビルの階段上がった3階。

正直言ってカレールウと少々の野菜、それに炭水化物たっぷりのカレーがどこまで健康に貢献する料理なのかは、薬効素人のわたしにはよくわかりません。
炭水化物は食後の血糖値を大幅に上げますしね。
(太りたくない人にカレーはご褒美の贅沢品)
このお店は「誰でも気軽に薬膳の魅力を楽しめるのがカレーだから」という理由でメインメニューにしたそうです。
今後は食べやすく量をアレンジした火鍋などメニューのバリエーションが増えていく予定だそう。
まずは前店でも大評判だった薬膳カレーひとつで勝負。

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この店のメニュー監修は、ハーブティーの店「NeRoLi herb」を運営して植物療法士の肩書で活躍している菅原あゆみさん。

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食材はどれも日本の農家から取り寄せたもの。
生産者の顔が見える食材であり、わたしたちが食事に費やしたお金が日本の農家さんに渡ることでもあり。
同じ食べるなら、そういう料理のほうがいいと思いません??
「喫茶 植物最高のカレーはおいしい、でもA店のカレーもおいしい、じゃあどっちで食べる?」となったとき、「暮らす国でお金回して、健康アップも期待できる喫茶 植物最高にしよう」と。
そういう選択肢のひとつになれる店です。

なお薬膳カリー(1700円)はパクチー載せのベースカレーの価格。
キャロットラペ(200円)、EGGぽてさら(200円)、きのこのこ(200円)、キャベジ(200円)はすべてトッピング。
上の写真は全部のせです。
でも添え物なしでも十分においしいと思います。
コスパ重視の人はベースだけにする手も。

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紫のハーブティーは「インナービューティ」(950円)。
美容作用が謳われたもの。
いい歳の男なわたしには縁遠い効果ですが w
ビタミン的なものが抽出されているなら大歓迎です。

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デザートはチーズケーキ(600円)。
動物性食品、白砂糖不使用の、いわゆるヴィーガンフード。
このケーキ、花の香りが凄くよくて!
ハーブがふんだんに混ざっているからのようです。

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味はヨーグルトとチーズケーキの中間のようなさっぱり感。
ナッツをベースにした土台の風味と食感もよく、間違いなく美味しいですね。
ヴィーガンケーキって、独特のおいしさがあります。
乳製品のくどさ、白砂糖のベタつく甘さを省いた先に生まれたフレッシュなスイーツ。

この手のスイーツはよく「罪悪感なく食べられる」と表現されます。
これは薬事法をくぐり抜けた汎用表現。
「罪悪感は気持ちの問題だから記述してもOK」と。

ただ太い体型のわたしは、身体によいイメージがあるヴィーガンスイーツでも食べるとき罪悪感ありありです w
でもいいのです、幸福感というご褒美が精神衛生上いいという考え方もありますし。
(そう自分に言い訳する甘いもの大好き人間)

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喫茶 植物最高
東京都渋谷区神宮前3-28-8 岡本ビル3F
営業:12時〜21時、〜23時(土曜)
定休:水曜
TEL: 03-6844-3934
https://www.shokubutsusaikou.com/

人で賑わう原宿のなかでも千駄ヶ谷方面のこちらの土地柄は落ち着いたムード。
付近で働く人がよく行き交い、若い人は比較的少ないですね。
ファッション界隈が仕事の中心のわたしも、付き合いの深いファッションのPRオフィスが4軒もあり頻繁に訪れるエリア。
気軽に立ち寄れる食事処ができて嬉しいです。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。