ランボルギーニ初となるプラグインハイブリッド・スーパーSUV「ウルスSE」が日本に上陸して約半年。電気モーターを搭載することで静粛性はもちろん、大幅な排出ガス削減を実現した時代にふさわしい一台を、“ものづくり”の伝統と歴史が息づく福井で体感した。
---fadeinPager---
電動化を果たし、進化したスーパーSUV
2025年6月25日、ランボルギーニは社として初となるサステナビリティレポートを公開した。100ページ以上にもわたる報告書には、従業員や地域社会のニーズを考慮しながら、脱炭素社会の構築に向けた取り組みと、その実績が明確に示されている。とりわけ、製品における環境適合性とパフォーマンスの両立には並々ならぬものがあり、それは全モデルをハイブリッド化した最初のスーパースポーツカーブランドになったことが証明している。
ランボルギーニ初のプラグインハイブリッド・スーパーSUVである「ウルスSE」は、そんな進化を象徴するモデルだ。従来のエンジンモデル「ウルスS」を凌駕する800CVの最高出力を誇りながら、80%という驚異的な排出ガス削減を実現。その真価を体感すべく、伝統的なものづくりが息づく福井県をドライブした。
---fadeinPager---
伝統工芸の盛んな地で、響き合うクラフツマンシップ
福井市街から南下し、向かったのは越前市。さまざまなスイッチに囲まれたコクピットのような車内はそれだけで気分を高揚させるが、走行モードを「スポーツ」、さらにレスポンスのよい「コルサ」にした途端、爆発的なパワーとエキゾーストの官能的なサウンドに圧倒される。ただ、それと同時に体感できるのが、疲れ知らずのシートをはじめとした快適性の高さだ。福井を代表する伝統工芸の産地である「越前和紙の里」「タケフナイフビレッジ」で目にした熟練の職人技と、ボローニャのサンタアガタ・ボロネーゼの生産拠点で〝メイド・イン・イタリー〟にこだわり続けるランボルギーニのクラフツマンシップが重なった。
---fadeinPager---
ほぼ無音のEV走行で、周囲と穏やかに共生する
市街に足を延ばし、越前そばで有名な老舗料理店「うるしや」に立ち寄る。昔ながらの石畳の街並みの中では、60㎞以上もの航続距離を誇るEVモードがその性能を発揮。ほぼ無音で、風情を損なわせることなく走行することができる。そんな環境との共生も、ウルスSEならではの醍醐味だ。
ランボルギーニはイタリアンブランドとしての誇りを胸に、着実に歩みを進めている。ウルスSEとの旅は、〝持続可能な未来〟に必要な価値観を、心と身体に強く刻んでくれた。
ランボルギーニ ウルス SE
サイズ(全長×全幅×全高):5123×2022×1638㎜
排気量:3996cc+141kW(ピーク電力)
エンジン:90度V8気筒ツインターボ+電気モーター
最高出力:800CV(588kW)/6000rpm(ICE+EE)
最大トルク:800Nm/2250-4500rpm+483Nm(ピークトルク)
駆動方式:4WD(フロントエンジン四輪駆動)
車両価格:¥31,500,000〜
問い合わせ先/アウトモビリ・ランボルギーニ(ランボルギーニ カスタマーセンター)
TEL:0120-988-889
