【一度は行きたい、フレンチの名門】本場フランスのデセールワゴンも! 「メゾン ポール・ボキューズ」がリニューアル

  • 文:Pen編集部
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リニューアルしたメインダイニング。象徴的なアール・ヌーヴォー建築に現代的要素を融合し、床にはフランスの伝統的技法「パーケットフローリング」を採用するなどフランスのエスプリが生きている。ポール・ボキューズの歴史を振り返る貴重な写真や、ポール・ボキューズが残した数々の言葉も飾られている。

フランス・リヨンにある世界的名店「レストラン ポール・ボキューズ」。20世紀最高の料理人のひとりとして知られるポール・ボキューズの生家のレストランであり、1965年から50年以上も三つ星に輝き続ける名店中の名店だ。そのエスプリが息づく、東京・代官山にある「メゾン ポール・ボキューズ」がリニューアルした。

フランスの伝統と革新を感じる空間で、大人なひと時を

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サブダイニング。ティファニーのステンドグラスが美しい。中庭のグリーンとたっぷりと差し込む自然光が開放的な空間を演出する。少人数のパーティーや会食にも最適だ。

 

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サロン。フランス伝統の色彩やデザインとモダンデザインを組み合わせた非日常の空間。パーティーやイベントを華やかに彩る。
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エントランス横のバーは、古き良きフランスの社交場を思わせる。※バーのみ利用不可。

昨年末の映画の大ヒットも記憶に新しい、ドラマ『グランメゾン東京』のロケ地としても知られる同レストラン。リニューアルにおける改装コンセプトは、"エコーヌーヴォー/新しい響き"。象徴的なアール・ヌーヴォー建築にモダンな素材やデザインを重ね、伝統を感じさせながらも現代的な空間に刷新された。

リヨン本店の息吹を感じるメインダイニング、上質で開放的な空間のサブダイニング、非日常の華やかな時間を提供するサロンなど、個性豊かな空間が広がり、これまで以上にさまざまなシーンにあわせた利用ができそうだ。

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フランスらしい、粋なおもてなしと伝統の味

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リヨン本店で長きにわたり親しまれてきたワゴンサービス「シャリオデセール」。

大胆に生まれ変わった空間に加えて、注目すべきはポール・ボキューズの伝統の味だ。料理を手掛けるのは、日本のポール・ボキューズ各店を率いる、料理長・藤久周悟。"良い素材、良い火加減、良い味付け"ーポール・ボキューズ氏によるこの言葉を大切に、歴史を重んじながらも絶えず進化をし続けている。

上質な料理に加えて、リヨン本店で長きにわたり親しまれてきたワゴンサービス「シャリオデセール」も体験してほしい。世界チャンピオンの経歴を持つリヨン本店のシェフパティシエ、ブノワ・シャルヴェによるデセールの数々が心ゆくまで楽しめる。

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藤久周悟(ふじひさ・しゅうご)●メゾン ポール・ボキューズ料理長。20歳でフランス料理の道に進み、28歳で単身渡仏。各地のレストランで研鑚を積み、その土地のガストロノミーを学ぶ。帰国後、ひらまつに入社し、札幌「ル・バエレンタル」を経て、2010年 に金沢「ジャルダン ポール・ボキューズ」の副料理長に就任。その後12年間、同店の料理長を務め、24年より代官山「メゾン ポール・ ボキューズ」の料理長に就任。

そのほかにも、フランス製の伝統的なオルゴール演奏を誕生日や記念日に楽しめる、リヨン本店同様のサービスもあり、ゲストから好評だ。格式高い料理を堪能しながらも、どこかフランスの温かい日常を感じさせる。

昨年リヨン本店が100周年を迎え、ともに新たなスタートを切ったメゾン ポール・ボキューズ。11月14日にはリヨン本店のジル・レナルト総料理長が来日するガラディナーも開催する。

メゾン ポール・ボキューズ

東京都渋谷区猿楽町17-16 代官山フォーラム B1F
TEL:03-5458-6324
www.hiramatsurestaurant.jp/paulbocuse-maison