【ヘリンボーンのコート6選】クラシカルな柄は、モダンなデザインで

  • 写真:伊丹 豪
  • スタイリング:梶 雄太
  • 文:谷田部 凱
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コートを探すなら、いまから目をつけておくのが吉。優れた素材やデザインを取り入れた、デイリーに使える優れものを厳選して紹介する。今回は、秋冬の到来を感じさせるヘリンボーン柄を6つセレクト。生地、シルエット、カラーリングなどで変化をつければ、クラシカルな柄のコートも新鮮味を纏う。

やわらぐ日差しと澄んだ空気を感じたら、本格的な秋冬シーズンの到来だ。今特集では、着こなしの主役となるコートに光を当てたい。今季の新作の中から、いま選ぶべき“名品”コートを見つけよう。

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特注生地が醸す、やわらかな存在感(ポロ ラルフ ローレン)

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¥264,000/ポロ ラルフ ローレン(ラルフ ローレン☎0120-3274-20)

軽量リネン、シルク、ウールを織り込んだ特注生地でヘリンボーン柄を表現。その質感や、ベージュとブラウンの組み合わせがやわらかな印象を醸す。イタリア仕立てによるトレンチ調の逸品だ。

気品あふれる、ゆったり感(ポール・スミス)

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¥132,000/ポール・スミス(ポール・スミス リミテッド☎03-3478-5600)

落ち着きあるグレーの生地は、ウール、コットン、ポリエステルを絶妙に配合することでさらりとした風合いに。ゆったりとしたシルエットがエフォートレスかつノーブルな表情を際立たせる。

特殊加工による、立体ヘリンボーン(ヨーク)

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¥165,000/ヨーク(エンケル☎03-6812-9897)

英国羊毛ツイードを二重構造に仕立て、特殊なオパール加工で立体的な独自のヘリンボーン柄を表現。羊毛のクリンプ(縮れ)による自然な膨らみと、加工による陰影が融合し、これまでにない新たな解釈が生まれた。

定番のグレーは、ノーカラーで(クリサリス × ランド オブ トゥモロー)

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¥161,700/クリサリス × ランド オブ トゥモロー(ランド オブ トゥモロー 丸の内店☎03-3217-2855)

王道のツイード生地とヘリンボーン柄の組み合わせだが、袖口からのぞく真紅がモダン。定番のグレーもノーカラーで新鮮に。英国で織られた天然繊維を使用。

異色の糸が成す、奥行きある柄(アクアスキュータム)

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ブラウンベースのヘリンボーンは、色みの異なるウールスラブ糸やブークレー糸を組み合わせることで、奥行きある柄に。温もりある質感が、装いに存在感を与える。¥286,000/アクアスキュータム(アクアスキュータム eメール: aquascutum-press@renown.co.jp )

ブラウンベースのヘリンボーンは、色みの異なるウールスラブ糸やブークレー糸を組み合わせることで、奥行きある柄に。温もりある質感が、装いに存在感を与える。

ノンネイティブ/素材を切り替え、表情豊かに

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¥154,000/ノンネイティブ(ザ ノンネイティブ ショップ☎03-5990-4720)

温かみあるウールヘリンボーンを基調に、襟と袖口の裏をコーデュロイ仕様にしたデザインが特徴。立ち襟は風を凌ぎ、中綿入りで見た目以上の保温性を確保。実用性と洒落感を両立する。

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