【名作ソファ】エブリワンのディレクター三好良が手がけた、暮らしとともに育つ世界にひとつだけのマレンコ

  • 文:福島吏直子
Share:

祐天寺にアポイント制でショップを構えるファッションブランド、エブリワンのディレクター三好良が、モダンファニチャーブランドであるアルフレックスとコラボレーションソファを発売。名作ソファ「マレンコ」をベースに、世界で一脚だけの特別なモデルが完成した。

a3887.jpg
愛され続ける名品「マレンコ」に、アーティストのj.30000が日常のモチーフを描き、暮らしに寄り添う特別なプロダクトに仕上げた。左:ひとり掛け両アームソファ ¥531,300、右:ふたり掛け両アームソファ ¥851,400
a4135.jpgスペシャルアイテムが、会場限定で揃う。クッション¥22,000 ※ソファは別売

コラボレーションにあたり選ばれたのは、カナダ・モントリオール出身で日常をユーモラスに描くアーティストのj.30000。親しみやすいキャラクターやストリートカルチャーを独自の視点で表現する彼のアートワーク施した、世界にひとつだけの「マレンコ」と、そのイラストをプリントしたソファカバーが、10月22日より伊勢丹新宿店に登場する。

B-005.jpg日常のモチーフをやわらかなタッチで描き、独自の世界観をつくるアーティストj.30000。

---fadeinPager---

三好が語る、「マレンコ」との出合い

そもそも三好と「マレンコ」の出合いは、思いがけないところから始まった。

「妻の実家で長年使われていた『マレンコ』を譲り受けたのがきっかけです。デザインも座り心地も申し分なく、事務所用にも買い足したほど。もうこれ以上のソファには出会えないと思いました」

そんな思い入れのあるソファに、自らがコラボレーションに関わった今回のプロジェクト。

「家具へのリスペクトがあるからこそ不安もありましたが、やりたいことを思い切りやろうと決めました。服づくりと違って、手探りな部分もありましたがそれも楽しかったですね」と振り返る。

A-239.jpg2022年に2022年にエブリワンを立ち上げたディレクター三好良。誰もが似合い、長く愛用できるものづくりを続けている。

---fadeinPager---

“育てるソファ”という発想

三好が目指したのは、「マレンコ」のカバー交換機能を生かした“育てるソファ”だった。カバーを替えるだけで新しいソファのように楽しめる特長を踏まえ、汚れやシミもその人だけの味わいになるデザインを意識したという。

三好自身が10年以上にわたり「マレンコ」を愛用してきた経験を通して、子どもとの生活で増えたシミ、時を重ねて深みを増したソファの表情が今回のデザインの出発点になった。「時間とともにその人だけの一脚に育っていく、そんなソファにしたかった」と語る。

B-932.jpgカバーを替えて新しい表情を楽しめる「マレンコ」の特長を生かし、暮らしとともに育つデザインに。
B-1043.jpgSNSを介して出会った友人j.30000とイメージを重ねて完成させた一枚。

約1年の制作期間を経て完成した「マレンコ」。三好は「慣れない苦労もありましたが、それも楽しかったです。こうしてやっとかたちになりました。このカバーが貼られたソファが、誰かの家に置かれて、子どもや猫が座っている。少しずつ味が出てくる。その姿を早く見てみたいと思います」と思いを込める。長く使うほどに育ち、暮らしに溶け込んでいく一脚になりそうだ。

『〈arflex〉 everyone loves MARENCO』

イベント会期:10月22日〜10月28日
会場:伊勢丹新宿店 本館5階 センターパーク/ザ・ステージ#5(東京都新宿区新宿3-14-1)
開館時間:10時〜20時 

オンラインストア:10月25日10時~11月11日23時59分
※購入時期、商品によって、お届けの時期が異なりますので、各商品ページの「ご購入に関する注意事項」を必ずご確認ください

伊勢丹新宿店 本館5階 イセタンホームエッセンス
TEL:03-3352-1111
www.mistore.jp/shopping/feature/living_art_f2