【大人のローファースニーカー】ザ・ノース・フェイスの防寒ヌプシジャケットが“スリッポン化”

  • 文:一史
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スエードアッパーの「ヌプシ ローファー スエード」。保温性の夜高い中綿入りで、ザ・ノース・フェイスのヌプシに属する最新シューズ。スエード素材の色展開は黒系と茶系の2色。¥22,990。

ヌプシジャケットは1990年代から続くザ・ノース・フェイスのアイコニックなダウンジャケット。アメリカのヒップホップ界隈のストリートで評判を呼び、街着として愛された服である。このヌプシのエッセンスをシューズにしたのがヌプシブーティーコレクションだ。冬の足を温める防寒ウィンターシューズとして近年はバリエーションが拡大中。この2025年にはついにローファータイプがお目見えする。話題のローファースニーカーの系譜に属するトレンド感のある1足になっている。

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リサイクルポリエステルをアッパーに採用したダウンジャケット感覚のモデル。¥20,900。

モカシン縫いのアッパーの上部にサドルが被せられた構造はまさしくローファーの顔つき。ふっくらとした膨らみは防寒用の中綿が入っているからだ。ダウンでなく化繊の「サーモボール エコ インサレーション」が詰め込まれている。ザ・ノース・フェイスとプリマロフト社が共同開発したハイテク素材だ。濡れても保温性をキープし、この点で天然ダウン素材を上回る性能を誇る。
表地の素材は2種類あり、スエードとポリエステル(リサイクル)である。秋冬にツイードのロングコートを着るなら落ち着いたスエードを、スポーティな足元を演出したいならポリエステルと好みの服装に応じて選ぶとよさそうだ。

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履き口にエラスティックコードがあり、フィット感を微調整可能。こちらは黒のスエードモデル。

素材選びに加えてさらに悩ましいのが色決めである。安定の黒を取るか、人気が広がりそうなトレンドカラーの茶系を取るか。これまでは黒一択でも、近頃は茶系が気になっている人も多いだろう。黒服を継続して着ていく人は黒にして、新しい着こなしを望む人は茶系にするといいかもしれない。
近所への外出でも履きたくなる気楽なスリッポンは、流行と無関係に便利に使えるシューズでもある。まずは街中で愛用して、クタってきたら冬のアウトドアに持ち出すのもいい。手に入れたら自分流に存分に活用しよう。

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ポリエステル素材の色展開は、上写真の2色と黒の合計3色。ユニセックスで女性サイズも用意されている。

ゴールドウイン カスタマーサービスセンター

TEL:0120-307-560
www.thenorthface.jp/

 

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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